フィリップ モリス ジャパン、テリアの新銘柄「ブラック パープル メンソール」発売 ラインアップ拡充で移行促進:フレーバー系メンソール
フィリップ モリス ジャパンが「IQOS ILUMA (アイコス イルマ)」専用たばこスティックのテリアから「テリア ブラック パープル メンソール」を発売する。
フィリップ モリス ジャパン(PMJ)は2月3日、加熱式たばこ「IQOS ILUMA(アイコス イルマ)」専用たばこスティックのテリアから、「ブラック パープル メンソール」(580円)を発売すると発表した。2月7日に全国のIQOSストアやコンビニエンスストアで販売を開始する。同ブランドのフレーバー系銘柄を拡充し、加熱式たばこへの移行を促す。
「テリア ブラック パープル メンソール」は、強メンソールとダークベリーの香りが特徴のフレーバー系メンソールタイプの銘柄。パッケージにには、「ブラックメンソール」と同様に黒を採用し、強メンソールであることを表現した。
同商品の発売で、テリアスティックのラインアップは全13銘柄となる。このうち、フレーバー系メンソールは6銘柄となる。
新たなデバイスやステックで加熱式への移行促進
紙巻から加熱式への移行を促そうと、各社が新デバイスやステックを展開している。PMJが2021年8月に発売したイルマは、従来のブレードをなくし、新たに開発した“スマートコア・インダクション・システム”を搭載。ブレードが破損する可能性や使用後のクリーニングを不要とした。
JTは、同年7月に「最重要カテゴリー」と位置付ける高温加熱型のデバイスとして「Ploom X(プルーム・エックス)」を投入。11月には同社の加熱式用スティック初のカプセル入り商品2銘柄を展開している。
一方gloを展開するブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンは、1月に5代目となる「glo hyper+(グロー・ハイパー・プラス)」を発売。11月には初めて「ラッキー・ストライク」ブランドから、「ダーク」「リッチ」の2銘柄を展開。レギュラー製品の味わいや満足感にこだわったほか、主に紙巻を利用する消費者の1日の消費本数といわれる12本入りとし、価格を290円に設定した。
関連記事
- 異例の申し出 「ケント」や「glo」のBATJが“紙巻の増税”を要望した理由
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATJ)が、自民党の議員連盟に対し、来年度の税制改正で紙巻たばこの増税を要望したとの報道があった。その真意は? 社長に尋ねた。 - JTは「Ploom X」で「IQOS」に勝てるか 国内事業トップが「真摯に反省する」と語る理由
国内の加熱式たばこ市場は「IQOS(アイコス)」の独走状態。それに続くのが「glo(グロー)」、JTの「Ploom(プルーム)」は3番手と後塵を拝している。加熱式たばこ市場での巻き返しを図るためにJTが進める戦略は? 同社のたばこ事業本部、国内たばこ事業CEO福地淳一専務執行役員がインタビューに応じた。 - たばこ事業の一本化で「競争に勝つ」 他社が“紙巻撤退”を目指す中、JTの決断は?
日本市場を含むたばこ事業の本社機能統合と約3000人の人員削減、九州工場の廃止などたばこ事業の合理化を進めるJT。市場が大きく変化する中、JTはどう進んでいくのか。前編に続いて同社のたばこ事業本部、国内たばこ事業CEO福地淳一専務執行役員に聞いた。 - JT、初の“カプセル”入り加熱式用スティック発売 フィリップ モリスは「IQOS ILUMA」用の新メンソール
JTは「Ploom X(プルーム・エックス)」用たばこスティックとして、新たに「メビウス・オプション・パープル」「メビウス・オプション・イエロー」を11月26日に発売する。 - 「IQOS」や「glo」を使い続ける理由 3位「銘柄」、2位「におい」、1位は?
アンケート調査ツールの開発などを行うスパコロは3月11日、加熱式たばこをメインで吸う喫煙者1031人を対象に実施した「加熱式たばこに関する調査」の結果を発表した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.