仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
コロナ禍、映画館の利用はどうなっているのだろうか。15〜69歳の男女に聞いたところ、「増えた」と答えたのは5.2%、「変わらない」は50.4%、「減った」は44.4%であることが、スパコロ(東京都港区)の調査で分かった。世代別に見ると、「増えた」と答えたのは若年層ほど多く、高年齢層ほど「減った」割合が高いことがうかがえた。
新型コロナの感染前後で映画を見る手段に、どのような変化があったのだろうか。「テレビ放映」(51.2%)を挙げる人が最も多く、次いで「映画館」(39.5%)、「有料動画配信サービス」(22.8%)、「無料動画配信サービス」(20.6%)、「店舗レンタル」(14.6%)と続いた。
コロナ前から利用率が増えたのは「テレビ放映」で+3.0ポイント、「有料動画配信サービス」+8.7ポイント、「無料動画配信サービス」+3.5ポイントという結果に。「最も上昇率の高かった『有料動画配信サービス』ではコロナ前後で1.6倍以上利用率が高くなっていることが分かった。反対に、対面で人との接触が必要なサービスでは全体的に利用率が減少傾向となっていることがうかがえた」(スパコロ)
コロナ禍の映画館において、どんな作品を見たいと思っているのだろうか。自由回答の単語を分析したところ「アクション」 「迫力」 「SF」 「サスペンス」 「映像」「臨場感」などの語句が目立った。「劇場だからこそのダイナミックな映画体験が感じられる作品が映画館で観たい作品と考えられていることが分かった」(同社)
インターネットを使った調査で、15〜69歳の男女7056人が回答した。調査期間は1月14〜16日。
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