ANA、中距離国際線の新ブランド「AirJapan」 フルサービスとLCCの良いところを組み合わせ：23年度下期の就航目指す

[ITmedia]

　ANAホールディングスとエアージャパンは、新しく中距離国際線を運航する新ブランドの名称を「AirJapan」に決定したと発表した。同グループは20年秋に、ビジネスモデルの変革のひとつとして、新ブランドの立ち上げを発表していた。国際線の需要回復動向を注視しながら、2023年度下期の就航を目指す。

（以下、リリースより）

　ブランド・コンセプトは「Fly Thoughtful」。気遣いや思いやり、やさしさといった意味を込め「全てにやさしいエアラインとして、日本らしい『発想』と『品質』で新しい空の旅を創り出す」（同社）としている。

　ブランド名の「AirJapan」は、日本のエアラインであること、Japan Quality（日本品質）を分かりやすく訴求できることから採用した。

　ロゴは、AirJapanの「r」と「J」の部分をモチーフに、手と手が織り成すやさしさ“Thoughtful”をイメージした。ブランドカラーは「藍色」と「曙色」の組み合わせで、藍色は藍染の「巧みで丁寧な技法」を、曙色は春の日の出の色から「心地よい暖かさ」を表現した。

手と手が織り成すやさしさを表現

　機材はボーイング787-8型機を使用する。フルサービスで提供するサービスのうちお客が欲しいと思うオプションを用意する一方、LCCのような手頃さを感じられる運賃設定とするなど、「フルサービス」と「LCC」の良いところを組み合わせたサービスを提供するという。具体的な機内仕様やサービス内容は今後発表するとしている。