コロナ禍の大学通学「週に1回以下」が半数 ビズリーチ・キャンパスが調査:学生の苦難浮き彫りに
大学1、2年の6割以上が「コロナ禍で思い描いていた大学生活を送れていない」―。そんな調査結果が3月8日、学生のOB/OG訪問を支援する「ビズリーチ・キャンパス」から発表された。
大学1、2年の6割以上が「コロナ禍で思い描いていた大学生活を送れていない」――。そんな調査結果が3月8日、学生のOB/OG訪問を支援する「ビズリーチ・キャンパス」から発表された。在宅授業の導入に伴い、人と会って情報交換する機会が減る中、低学年のうちからキャリア支援を大学に求める声も増えてきているという。
調査はビズリーチ・キャンパスが同社サイトに登録する大学1、2年を対象に、1月25日〜2月1日に実施。188の有効回答を得た。
「コロナ禍で思い描いていた大学生活を送れていますか」との問いに対して、21.3%が「まったく送れていない」と回答。「あまり送れていない」の42.0%と足すと6割以上が「送れていない」と答えた。
大学への通学頻度に対する質問では、「ほぼ通学していない(オンラインで受講)」が29.3%、「週に1回程度」が19.7%となり、両者で回答の半分を占める結果となった。
対面での交流機会が減る中、将来への不安を訴える声が寄せられたほか、低学年の段階から将来のキャリアを意識し始める学生も多いという。調査では、「大学1、2年向けのキャリア支援をさらに強化してほしいか」との問いに、61.7%が「とても思う」、29.3%が「やや思う」と回答した。
大学への要望として、「どうすれば自分なりのキャリアを歩めるかを知るためのサポートがほしい」「より多くの職種を知る機会がほしい」「もっと1、2年が対象のセミナーなどを開いてほしい」などといった回答が寄せられたという。
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