インタビュー
多くの女性が悩む「キャリアの優先順位」は、どう決めてきた?──リクルート執行役員・柏村氏×サイバーエージェント専務執行役員・石田氏:対談企画「女性活躍って、誰目線?」後編(1/3 ページ)
多くの女性が悩む「キャリアの優先順位」を、リクルート執行役員 柏村氏・サイバーエージェント専務執行役員 石田氏は、どう決めてきたのか? 対談の後編では両氏のキャリアに対する考え方などをお届けする。
3月8日の国際女性デーに合わせて、ITmedia ビジネスオンラインではリクルート執行役員 柏村美生氏とサイバーエージェント専務執行役員 石田裕子氏を迎え、対談を実施した。
対談企画「女性活躍って、誰目線?」
前編はこちら:企業はなぜ女性管理職に「覚悟」を求めてしまうのか──リクルート執行役員・柏村氏×サイバーエージェント専務執行役員・石田氏
女性管理職に「覚悟」が求められてしまう現状、女性自身が「自分なんかにはきっと無理」とキャリアの可能性を狭めてしまう理由、自身の成功体験に固執する上司への対処法──。多岐にわたった対談のテーマから、前編では女性(管理職)社員を取り巻く状況についてお届けする。
後編では両氏のキャリアに対する考え方や、これまでにキャリアの壁をどう乗り越えてきたのかなどをお届けする。
多くの女性が悩む「キャリアの優先順位」 執行役員にまでなった両氏は、どう決めてきたのか
──お二人はキャリアにおける優先順位をどのように決めてきましたか。
リクルート 柏村美生(以下、柏村): 私の場合、自分の価値観にシンクロした仕事を会社側から与えてもらったというのが現実です。自分から選択したわけではない。1つだけ、自分で決めたことがあるとすれば、あと3年中国に赴任するはずだったところ、それを断ったことくらいですね。
サイバーエージェント 石田裕子(以下、石田): マヨネーズ事件がきっかけでしたよね。
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