泊まれる公園「INN THE PARK 福岡」がオープン 光る球体テントが話題:グランピングテントも
住宅、オフィスや公共空間のリノベーションなどを手掛けるインザパークは3月15日、”泊まれる公園”をコンセプトにした宿泊施設「INN THE PARK(イン・ザ・パーク)福岡」を開業する。
飲食店や宿泊事業を手掛けるインザパーク(静岡県沼津市)は3月15日、”泊まれる公園”をコンセプトにした宿泊施設「INN THE PARK(イン・ザ・パーク)福岡」を開業する。「憩う」「学ぶ」「遊ぶ」体験からなる滞在型レクリエーション施設として訴求する。
所在地は福岡市東区にある、海の中道海浜公園の「光と風の広場」の一部。同公園は、東西に約6キロメートル、総敷地面積350ヘクタール(代々木公園5個分)の広大な敷地を有する。敷地内には、動物園や屋外プール、水族館、野外劇場などがあり、豊かな自然やさまざまなアクティビティを楽しめる国営公園として親しまれているという。
宿泊形態は「球体テント」「グランピングテント」「キャビン」「スイートルーム」の4種類。全13棟の球体テントは直径6メートルで、2階建ての建物ぐらいの高さだという。夜には発光し、公園内を彩るようにした。
グランピングテントは全12棟。直径17メートルのタープの中にテントを2つ用意。大人2〜8人の宿泊に対応しているという。暖炉のあるリビングやアウトドアガストロノミーをテーマにした部屋食が楽しめるダイニングを備える。グランピングテントの営業期間は3〜11月限定。
全3棟のキャビンはカップルや一人宿泊用。壁一面の窓からは海や博多の夜景が見渡せるようにした。部屋面積は狭いものの、開放感のある空間に仕上げた。
スイートルームは1棟のみ。風呂付きで大人2〜4人の滞在が可能。海が近い開放感のある部屋で食事は専用テラスにて提供する。
宿泊者が利用できるレストランとBBQ場も完備した。レストランでは、昼は「食堂兼コーヒースタンド」、夜は「フレンチレストラン」とコンセプトを変えて運営する。時間帯によって異なる楽しみ方ができるようにした。BBQ場は宿泊者だけでなく日帰り利用も可能とした。夜には、併設バースタンドで酒を提供するなどラウンジとしての機能を持たせた。
宿泊者用に温浴施設を用意したほか、アスレチックやクルージングなどのアクティビティも提供する。
同社は2017年9月に静岡県沼津市に「INN THE PARK沼津」を開業。少年向け自然体験施設“沼津市立少年自然の家”跡地を活用し、「宿泊」「飲食」「体験」の要素を組み合わせた複合施設として運営している。県内外からの利用客も多かったことから、今回、福岡での開業に至ったという。
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