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働く意欲はどこから湧いてくる? 管理職の1位は「人間的に成長する」、若手の回答は?4月にパワハラ防止法施工

働くモチベーションには世代ごとに大きく異なる。若手の1位は「プライベートを充実させる」だった。上司は若者の価値観を受け入れ、理解を深めていく必要がある。

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 人材育成コンサルティング支援を行うNEWONE(東京都千代田区)は、仕事に対する意識調査を実施した。社会人1〜3年目、4〜6年目、管理職にそれぞれ「働く意欲はどこから湧いてくるか」を聞いた。その結果、社会人1〜3年目の1位は「プライベートを充実させる」(20.5%)だった。

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働く意欲はどこから湧いてくる?

 2位は「人間的な成長」(19.5%)、3位は「満足のいく収入を得ること」(15.5%)だった。1位の「プライベートを充実させる」は12年前の同調査から11.5ポイント増と、最も大きく増加した。

 管理職の1位は「人間的な成長」(24.0%)だった。次いで「自分のスキルや市場価値を高める」(18.0%)、「満足のいく収入を得ること」(10.0%)と続いた。

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働く意欲はどこから湧いてくるか(出所:リリース、以下同)
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2010年調査との比較

 若手社員が前向きに、主体的に働くために企業は何を提供すべきか聞いた。社会人1〜3年目の1位は「発言しやすく、信頼できる職場メンバーと風土」(14.0%)だった。2位は「成果が明確に反映されるインセンティブ制度」(11.2%)、3位は「リモートワークなどの柔軟で働きやすい環境」(11.0%)だった。

 管理職の1位は「本人のキャリア意向を踏まえた仕事アサイン」(18.0%)だった。次いで「成果が明確に反映されるインセンティブ制度」(15.8%)、「発言しやすく、信頼できる職場メンバーと風土」(13.3%)という結果に。

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若手社員が主体的に働くために企業が提供すべきこと

 同社は「若手社員と管理職の仕事に対する意識にはギャップがある。それぞれの価値観を受け入れ、その上でお互いに理解を深めてコミュニケーションをとることが大切だ。管理職はパワハラにつながらないよう、最近の若者の意識もアップデートしてほしい」とコメントした。

 調査は1月28日〜2月1日、首都圏・関西・東海地方在住の18〜59歳の男女を対象にインターネット上で実施した。有効回答数は600人で、社会人1〜3年目(18〜25歳)、社会人4〜6年目(26〜34歳)、管理職(35〜59歳)それぞれ200人。

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