スターバックス、店内利用時のフタ・使い捨てカップ廃止 一部店舗の全アイスドリンク対象、4月から:廃プラ削減へ
カフェチェーン「スターバックス」は4月18日以降、店内で提供する全アイスメニューをフタ(リッド)なしで提供する取り組みを一部店舗で始める。使い捨てプラスチック(廃プラ)の削減や、リユース(再利用)・リサイクルの促進が主な狙い。
カフェチェーン「スターバックス」は4月18日以降、店内で提供する全アイスドリンクをフタ(リッド)なしで提供する取り組みを一部店舗で始める。運営元のスターバックス コーヒー ジャパンが3月17日、発表した。使い捨てプラスチック(廃プラ)の削減や、リユース(再利用)・リサイクルの促進が主な狙い。同社は「お客さまの理解と協力を得ながら、利便性と環境負荷軽減の両立を目指す」としている。
フタなし提供の対象は、店内利用時の「フラペチーノ」を含む全アイスメニュー。国内113店舗で先行導入し、今夏の全国展開を目指す。持ち運びの利便性や、やけどの危険性から、ホットメニューでのフタ提供は継続する。希望すれば、フタ付き提供も可能だという。同社では廃プラ削減の一環として、20年11月からストロー不要のフタで飲料を提供していた。
店内利用時のアイスドリンクでは、使い捨てコップを廃止し、樹脂製グラスで提供する取り組みも試験的に始める。国内106店舗が対象。同社はこれまでも店内利用時にマグカップでの提供や、マイタンブラー持参の促進などを行っていた。利用者にリユースの選択肢を増やすことで、使い捨てカップの更なる削減を目指す。
同社の廃プラ削減の取り組みを巡っては、昨秋に東京・丸の内10店舗で始めた、店内での貸出用カップの提供を、4月4日以降渋谷区内の9店舗(渋谷公園通り店・渋谷パルコ店など)にも拡大する。また、店内で提供中のプラ製ヨーグルト用スプーンを、3月末をめどに全店舗でステンレス製に切り替える。 フォークやナイフはすでにステンレス製に切り替えていたが、ヨーグルト用スプーンの素材を変更することで、使い捨てカトラリー使用量を年間最大約44%削減や年間60トンのプラスチック削減につながるという。
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