ニュース
博多駅上空に“新たな都市” JR九州がプロジェクトに着手、2028年末の竣工予定:博多駅の線路上空を活用
JR九州が、博多駅の線路上空を立体的に活用する「博多駅空中都市構想」を「博多駅空中都市プロジェクト」とし、事業着手すると発表した。
JR九州は3月16日、博多駅の線路上空を立体的に活用する「博多駅空中都市プロジェクト」に着手すると発表した。国際ビジネス都市・国際観光都市にふさわしい機能を整え、博多口と筑紫口の回遊性を高めることで、“世界から選ばれるまち”を目指す。竣工は2028年末を予定している。
博多駅線路上空(在来線竹下側)にランドマークとなる新たな“都市”をつくる計画で、敷地面積は約5200平方メートル。オフィスやホテル、商業施設や広場などを展開するという。
開発するビルは、博多駅周辺において最大規模となる基準階面積を想定。博多駅直結の高い交通利便性を特徴とするほか、個室やバルコニーなどを活用した新たな働き方を提供するとしている。
またラグジュアリーホテルも入居させる予定で、客室は全室35平方メートル以上を想定している。線路上空を生かしたトレインビューも楽しめるようにする計画だ。ビル全体で使用する電力にはグリーン電源を採用し、再生可能エネルギーの活用や高効率機器の導入など、脱炭素時代をけん引する環境性能を整備する。さらに、まちに潤いを与える緑化も推進する。
そのほか、博多口と筑紫口を結ぶ新たな動線を設置し、まちの回遊性の向上を図る。歩きやすく心地よい歩行者空間の創出や、広場でのイベント、アートによる文化発信など、にぎやかなまち作りも目指すとしている。
関連記事
- ららぽーと福岡、4月25日開業 9つの“パーク”で活気あふれる空間を創出
三井不動産は「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」の開業日が、4月25日に決定したと発表した。 - 次に買いたい車 ダイハツ「タント」を抑えて1位になったのは?
ソニー損害保険が実施した「全国カーライフ実態調査」。主に運転している車のボディータイプを聞いたところ「軽自動車」が41.3%で最多となった。次に買い替える時に購入したい車は? - 福岡市の公園に「滞在型レクリエーション拠点」 球体テントやアスレチックタワーで“観光の目的地”に
三菱地所、積水ハウス、公園財団、オープン・エーが、海の中道海浜公園(福岡市)の「光と風の広場」に、「パーク・ツーリズム」をテーマにした滞在型レクリエーション拠点を開業する。 - 大阪「うめきた地下駅」23年春開業、デジタル技術を集めた”実験場”
JR西日本は、JR大阪駅北側の「うめきた2期」再開発区域に開業する新駅の完成イメージを発表した。 - 東京・八重洲に“国内最大級”のバスターミナル、9月開業 地下で進む工事の様子は?
都市再生機構と京王電鉄バスは3月15日、東京駅前(八重洲口)で整備を進めている「(仮称)八重洲バスターミナル」について、第1期エリアの開業予定日が9月17日になると発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.