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「ネットを全く利用していない」66歳以上の33%、理由は?:海外と比較(2/2 ページ)
ウイルス対策ソフトを提供するアバストは、「シニア層のインターネットの利用頻度に関する調査」を実施。その結果、国内の66歳以上の3人に1人がネットを全く利用していないことが分かった。
ネットを定期的に利用しているシニア層の割合(国別)
ネットを定期的に利用しているシニア層の割合を国別で見ると、ロシア(64%)が最も多く、次いで英国(55%)、ニュージーランド(53%)、アルゼンチン(52%)の順に多かった。「日本」(31%)については、世界平均の36%を下回っていた。
自分がネットを使用、想像できない
今回の調査では、ネットを利用していないシニア層のうち、77%は「自分がネットを使用しているところが想像もつかない」と回答した。一方、24%は「家族や友人など、周りからのサポートがあればネットを利用してもよい」と考えていることが分かった。また、ネット利用に自信がないと回答した人の62%が、自信がないことを気にしていると回答していた。
オンラインでのセキュリティに関して尋ねると、「非常に心配」(24%)、「少し心配」(35%)、「全く心配していない」(41%)という結果に。オンラインセキュリティにおける懸念点を聞くと、「詐欺メールによる被害」(24%)、「個人情報の盗難」「クラウド上の個人情報の流出」(いずれも12%)といった回答が多かった。
電話による調査で、日本国内の回答者100人を含む、世界の55歳以上(アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、チェコ共和国、フランス、インド、日本、メキシコ、ニュージーランド、ロシア、スロバキア、スペイン、英国、米国)計2700人が回答した。調査時期は2021年9月。
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