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3割減収でも最高益のファーウェイ、切り札は300人の「天才少年」と3兆円の研究開発投資浦上早苗「中国式ニューエコノミー」(1/6 ページ)

2019年に米国に輸出規制を発動され、「生存」が最重要ミッションとなったファーウェイが21年決算を発表した。売上高は前年比28.6%減だが、純利益は同75.9%増で過去最高。カナダで3年近く軟禁生活を経た孟晩舟副会長が、4年ぶりに決算会見に出席し、最悪期を脱したことを示唆した。

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 2019年に米国に輸出規制を発動され、「生存」が最重要ミッションとなった中国通信機器大手のファーウェイが28日、21年決算を発表した。

 売上高は前年比28.6%減の6368億元(約12兆3000億円)、一方で純利益は同75.9%増で過去最高の1137億元(約2兆2000億円)だった。

 減収を悲観するか、増益を評価するか市場やメディアの見方は割れている。

 しかし、カナダでの3年近くに及ぶ軟禁生活を経て4年ぶりに決算会見に姿を現した孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)は、「(宇宙の)不感地帯を抜け、不確実性に対処する力が上がっている」とのいい回しで、最悪期を脱したことを示唆した。


カナダでの3年近くに及ぶ軟禁生活を経て4年ぶりに決算会見に姿を現した孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)。日本では目立たなかったが、中国では英雄扱いだった
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