任天堂の旧本社社屋がホテルに、Plan・Do・Seeが発表 建築家の安藤忠雄氏監修:料金は1泊10万円から
任天堂の旧本社社屋がホテル「丸福樓」として開業する。プロデュースを手掛けたPlan・Do・Seeが発表した。建築家の安藤忠雄氏が設計・監修を担当したほか、施設の一部は任天堂創業家の山内家がプロデュースしたという。
任天堂の旧本社社屋がホテル「丸福樓」(京都市)として4月1日、開業する。プロデュースを手掛けたPlan・Do・Seeが発表した。建築家の安藤忠雄氏が設計・監修を担当したほか、施設の一部は任天堂創業家の山内家がプロデュースしたという。
ホテルは、1930年竣工の南北に連なる三棟のRC造の任天堂旧本社社屋と、その一部を解体修復し、さらに新しく建物を増築した「新築棟」から構成。任天堂創業者・山内家は過去に旧社屋を住居として活用したり、かるた・花札の製造販売の拠点として活用したりしていたという。Plan・Do・Seeは「外観のみならず、内装もできる限り当時の面影を感じていただけるように復元している」としている。
スタンダード〜スイートの全12タイプから全18部屋を提供し、客室料金は1泊10万円から。
任天堂の起源は花札製造
任天堂は1889年、創業者の山内房治郎氏が京都市下京区で花札の製造を始めたのが起源。1902年には日本初のトランプ製造に着手し、戦後直後の47年に旧丸福(現任天堂)を設立。53年には日本初のプラスチック製トランプの製造に成功し、その後、家庭用テレビゲーム機「テレビゲーム15」、「テレビゲーム6」を発売。ゲーム事業に参入した。
携帯型ゲーム機「ゲーム&ウオッチ」(80年)、業務用テレビゲーム機「ドンキーコング」(81年)などを経て、83年に家庭用テレビゲーム機「ファミリーコンピュータ」(ファミコン)を発売。2年後の85年に発売したファミコン用ソフト『スーパーマリオブラザーズ』の大ヒットなどで、同社は世界的ゲーム企業に発展した。
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