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SDGsに「関心ある」6割超 「食品ロス」など身近な問題に集中:明治が調査
食品大手の明治は、全国の16歳以上の男女を対象に「サステナブルな社会実現に向けた社会課題」に関する意識調査を実施した。この結果、「食の安全・安心」や「食品ロス削減」など身近な社会課題に7割を超える関心が集まった。
食品大手の明治は、全国の16歳以上の男女を対象に「サステナブルな社会実現に向けた社会課題」に関する意識調査を実施した。この結果、「食の安全・安心」や「食品ロス削減」など身近な社会課題に7割を超える関心が集まった。SDGs(持続可能な開発目標)への社会的関心が高まっている傾向が明らかになった。
まず、SDGsをはじめとするサステナブルな取り組みについて関心があるかどうか尋ねた質問では、「とても関心がある」(9.0%)、「関心がある」(19.7%)、「少し関心がある」(32.0%)が合計で6割を超え、ある程度の関心が寄せられていることが分かった。
次に「サステナブルな社会の実現に向けた課題」に当てはまるものは何か尋ねたところ、「食品ロス削減」(52.4%)、「プラスチックごみ問題・廃棄物削減」(48.6%)を約半数が選択した。
また、関心のある社会的課題についても、「食の安全・安心」(76.5%)、「食品ロス削減」(76.1%)、「プラスチックごみ問題・廃棄物削減」(71.8%)が上位を占め、身近な社会課題に高い関心が寄せられていることが分かった。
同社は「持続可能な社会の実現に向け、さまざまな社会課題の解決に貢献していく」とコメントしている。
調査は、全国の16歳以上の男女を対象にインターネットで実施した。調査期間は2〜3月、有効回答数は9810サンプル。
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