「魅力的な情報を発信する」自治体ランキング 市町村1位は「山口県萩市」、都道府県1位は?:SMOUT移住アワード2021(1/2 ページ)
調査対象者は「SMOUT」に登録している一般ユーザー3万4238人、参加地域数は日本国内の520地域。
カヤック(神奈川県鎌倉市)は、自社が運営する移住・関係人口促進サービス「SMOUT」にて、発信する情報に対し「ファボ(興味ある)」された件数が多い上位30地域を「SMOUT移住アワード2021」として発表した。その結果、市町村部門では「山口県萩市」が、都道府県部門では「長野県」が1位を獲得した。
市区町村部門ランキング
まず市区町村部門のランキングを見ると、1位は2020年度に3位、21年上半期に4位だった「山口県萩市」(総ファボ数2627件)がランクイン。ワーケーションというトレンドを踏まえ、歴史・文化、自然、温泉、古民家、空き家、関係人口から移住まで、バランスよく幅広いテーマを網羅したプロジェクトが並び、人気を博した。
また同市では地域おこし協力隊が「ローカルエディター」として活躍。地域のコンテンツを発掘し、写真・動画・文章で萩の魅力を高頻度で発信している。また、複数の事業所からの仕事を組み合わせてマルチワーカーとして働いてもらう、総務省の「特定地域づくり事業協同組合制度」を活用した募集を山口県でいち早く導入し、注目を集めた。
続く2位は「長野県伊那市」(総ファボ数2558件)に。同市は「週24時間・副業OK」にした地域おこし協力隊や、「森の価値を再発見・再編集する実践型スクール」などの農業・林業関連のプロフェクトなどを特徴としている。また同市の自然豊かな環境で学校独自の多彩な教育を受けられる「教育移住」も人気を博した。
3位は「兵庫県豊岡市」(総ファボ数2455件)がランクイン。同市で活動する地域おこし協力隊の人数は50人(着任予定を含む)と、全国的に見ても数が多い。映画や演劇によるまちづくりを推進しており、クリエイターを積極的に募集している。また、「麦わら細工」の職人、伝統工芸「豊岡杞柳細工」といった伝統産業の担い手や、猟師体験、高校生とまちづくりといったユニークなプロジェクトもそろえた。
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