2015年7月27日以前の記事
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増え続ける「ギョーザ無人販売所」はどうなる? ブームの次を見据えた“新たな戦略”長浜淳之介のトレンドアンテナ(6/6 ページ)

コロナ禍で「ギョーザの無人販売所」が増えている。“ブーム”が巻き起こっているが、どんな事業者が参入しているのか。生き残るために打ち出した、新しい戦略とは。

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ブームの行方は?

 今後、ギョーザの無人販売はどうなっていくのか。無限に店舗を増やせるわけはない。どこかで飽和するが、いつ限界に達するか、分からないのが“ブーム”の怖いところだ。

 しかし、雪松のYESでは新しく「もつ煮込み みつ子」を立ち上げ、自動販売機での展開を始めている。関東と東北に12店まで増えていて、順調と見受けられる。


YESのもつ煮(出所:YES公式Webサイト)

 「雪松でもつ煮込みも売ってほしい」というユーザーの声もあるが、今のところ運営にはその気がないようだ。

 しかし、今後は分からない。YESは第3、第4の無人販売商品を計画している可能性が高い。雪松の店舗は、最終的には無人グルメのセレクトショップ的な、またはオートレストラン的な店舗に変質していくのかもしれない。

 「ふくちぁん餃子」の店舗では、冷凍のラーメン、チャーハン、丼、総菜なども販売し始めた。

 ギョーザ無人販売のプレーヤーたちは、次を見据えて動き出している。


神戸餃子楼。隣は系列の居酒屋

神戸餃子楼の店内。タレは栄養ドリンクのような瓶に入っている

餃子香月(出所:リリース)

餃子香月、薄皮の餃子(出所:リリース)

著者プロフィール

長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)

兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。共著に『図解ICタグビジネスのすべて』(日本能率協会マネジメントセンター)など。

挑戦する郷土の味』


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