インタビュー
華麗な経歴から一転、年収は4分の1に “壁しかない”中でラクスル永見CFOが見つけた「成功したCFOの共通点」とは?:対談企画「CFOの意思」(1/3 ページ)
本人も予想していなかったというラクスルの大幅な成長を、CFOとしてどのようにドライブしてきたのか? ラクスル永見CFOとグロース・キャピタル嶺井CEOの対談企画。後編では、CFOとしての経験の中で永見氏が得た知見をお届けする。
連載:対談企画「CFOの意思」
ベンチャーの成長のカギを握る存在、CFO(最高財務責任者)。この連載では、上場後のスタートアップの資金調達や成長支援を行うグロース・キャピタルの嶺井政人CEOが、現在活躍するCFOと対談。キャリアの壁の乗り越え方や、CFOに求められることを探る。
前編に引き続き、対談相手はラクスルの永見世央CFO。証券会社・投資会社の出身である永見氏が考える「CFOに向いている人材」とは? 多くのCFOが悩む「社長との関係」は? そして、本人も予想していなかったというラクスルの大幅な成長を、CFOとしてどのようにドライブしてきたのか? ──後編では、CFOとしての経験の中で永見氏が得た知見をお届けする。
嶺井氏: 永見さんは、CFOという仕事にどのような定義を持っていますか?
永見氏: 自分なりのCFOの定義は「将来的な株式価値から逆算して、顧客価値や事業価値の創造にインパクトを与えられる人材」です。それから、「顧客に対する事業価値を株式価値にトランスできる人材」。IRや調達などを含めて、こういうことができる人材として必要とされるものだと思っています。
嶺井氏: では、ファイナンス・バックグラウンドの永見さんから見て、ファイナンスを活用して会社の成長をドライブさせていくCFOには、どのような人が向いていると思いますか?
永見氏が考える「CFOに向いている人材」とは?
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