2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

「ファミマル」アルコール初参入の理由は? 背景にある「変化」「ファミマル サントリー スーパーチューハイ」を発売

ファミリーマートは4月26日、プライベートブランド「ファミマル」として初のアルコール商品である「ファミマル サントリー スーパーチューハイ」シリーズの販売を始める。アルコール初参入の理由とは?

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

3分インタビュー:

 「SNSで話題のあの商品はどうやって開発したの?」「なぜこの会社はこんな取り組みを進めているの?」ちょっと気になっていた企業の“なぜ”をコンパクトに紹介します。

 サービスや製品に込めた思いや苦労話など、担当者にしか分からない「裏側」を徹底取材。仕事が忙しくて、じっくりと情報を得ることができない人でも読めるよう、できるだけ簡潔にまとめています。テレワーク中の息抜きや移動時間、就寝前に「3分インタビュー」でサクッと情報収集!

記事一覧はこちら


 ファミリーマートは4月26日、プライベートブランド「ファミマル」の新商品「ファミマル サントリー スーパーチューハイ」シリーズの販売を始める。

 味の種類は、レモン、無糖レモン、グレープフルーツの3つ。「しっかりとした果実味とすっきりとした後口を実現」したという。販売価格はいずれも350ミリ缶が110円、500ミリ缶が156円。全国のファミリーマートの酒類取扱店約1万6300店で販売する。


「ファミマル サントリー スーパーチューハイ」シリーズ(画像はプレスリリースより、以下同)

アルコール初参入の理由は? 背景にある「変化」

 ファミマルは、2021年10月にリブランディングしたファミリーマートのプライベートブランドだ。これまで酒類の扱いはなく、今回初めてアルコールに参入する。それはなぜか。

 ファミリーマートの広報担当者は「コロナ禍以降、家飲みニーズは大幅に伸長しています。また、ワンストップショッピング(1つの店舗で全ての買い物をすること)をされる方が増え、お客さまの購買行動も変わってきています」と説明する。

 しかし、他店にも流通する商品だと「割高感を感じられる場合がある」と、これまでの課題を明かす。そこで、低価格帯の商品を独自のブランドで取り扱い、こうした消費者のニーズに応えることが狙いだという。

 一つ目の商品にチューハイを選んだ理由は、現在人気が高く、マーケットが拡大しているため。主なターゲット層は30〜50代の男性だ。

 ファミマルでは、この春から夏にかけて新ジャンルビール、ハイボールの販売も計画している。同担当者は「ファミマルで買いやすい価格の酒類を提供することにより、より日常使いとしてファミリーマートをご利用していただきたい」としている。


 コロナ禍などの影響で、コンビニに求められる立ち位置にも変化が訪れている。ファミリーマートは酒類への進出により、より利用者と密接な「コンビに」なれるだろうか。


「ファミマル サントリー スーパーチューハイ」の詳細

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る