老後の備え「していない」34% 「今の生活で手いっぱい」の声多く:40歳以上の500人にアンケート
保険相談サービスを提供する保険マンモス(東京都港区)が、40歳以上の男女500人を対象に「老後に関するアンケート調査」を実施した。老後の生活について不安を感じている人は9割に上り、不安の理由は「老後の資金」が最多となった。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
保険相談サービスを提供する保険マンモス(東京都港区)が、40歳以上の男女500人を対象に「老後に関するアンケート調査」を実施した。老後の生活について不安を感じている人は9割に上り、不安の理由は「老後の資金」が最多となった。
最初に、老後の生活に不安を感じているか尋ねたところ、98%が「感じている」と回答した。
不安を感じる理由は、1位が「老後の資金」(414人)、2位「年金制度」(327人)、3位「病気やケガ」(294人)となった。年金制度に不安を抱く声が多数あり、「公的年金だけでは不十分」と感じている人が多いことがうかがえる。
老後の備えはしている?
老後の備えについて聞いたところ、「備えている」と答えた人は64%(318人)だった。
「備えている」と答えた人にどのような備えをしているか聞いたところ、金銭面では「老後資金の貯蓄」(70%)、「資産運用」(43%)が高くなった。また、健康面では「適度な運動」(46%)、「栄養バランスが取れた食生活」(39%)が上位に挙がった。
このほか、「遺言書の作成」や「財産をまとめておく」など子どもや孫の将来を考えて準備を始めているとの意見も見られた。
一方で「老後の備えをしていない」と回答した182人(全体の34%)に、その理由を聞いたところ「今の生活で手いっぱいで備える余裕がない」との声が多かった。
調査は40歳以上の男女500人を対象に、4月7〜8日にインターネットで実施した。
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