b8ta、“売らない店“戦国時代でどう生き残る? カギは「脱セレクトショップ」:埼玉に初の郊外型店舗オープン(1/2 ページ)
体験型ストア「b8ta」(ベータ)を運営するb8ta Japanは4月27日、「b8ta Koshigaya Laketown」をイオンレイクタウン2階KAZE(埼玉県越谷市)にオープンした。「体験」を強化した新店舗で、乱立する“売らない店”の中での生き残りを図る。
体験型ストア「b8ta」(ベータ)を運営するb8ta Japan(東京都千代田区)は4月27日、国内で4店舗目となる「b8ta Koshigaya Laketown」をイオンレイクタウン2階KAZE(埼玉県越谷市)にオープンした。国内外から、日本初出店を含めた46ブランドの商品やサービスを取りそろえるとともに、新たな客層への認知拡大に力を入れる。
b8taは、2015年に米サンフランシスコで誕生した。商品の「販売」を収益源とせず、インターネットでしか販売していないものや新商品と出合う「体験」を来店客に提供。来店客の商品に対する関心度合いや商品を体験した感想などのデータを出品企業に提供することで稼ぐビジネスモデルだ。
20年8月に日本に初上陸。現在までに東京都内の有楽町、新宿、渋谷に3店舗を構える。今回オープンした越谷店は、同社初の郊外型店舗となる。今までは都心を中心に展開していたが、ファミリー層など異なる客層への認知拡大やロジスティクスの観点から開業に至った。
施設内のメイン入り口近くという好立地に店舗を構え、5月の大型連休期間中は1万人の来店客を見込む。主な客層であるファミリー層はb8taの認知が低いことに加え、店舗の目新しさなども手伝ってオープン直後は多くの来店客が予想される。
一方で、「明日見世」「CHOOSEBASE SHIBUYA」など競合となる売らない店が増えていることから、他社との差別化が難しく、セレクトショップ化しているようにも見える。「客に来てもらい続ける工夫」としてどんなことが必要だとb8taは考えているのか?
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