小田急電鉄、最新の通勤車両「5000形」を新造へ 防犯カメラも搭載:総額263億円の設備投資
小田急電鉄は4月28日、最新の通勤車両5000形の導入や3000形のリニューアル、本厚木駅のホームドア導入など総額268億円の鉄道事業設備投資を行うと発表した。
小田急電鉄は4月28日、「安全対策の強化」「サービス向上」を目的に総額268億円の設備投資を行うと発表した。最新の通勤車両5000形の導入や3000形のリニューアル、本厚木駅のホームドア導入などを予定している。
10両編成の5000形3編成を、1000形の代替車両として新造。5000形は拡幅車体を採用し、車内スペースがより広く、明るくなるとしている。また、防犯カメラの搭載や、各車両に車いす・ベビーカースペースを設けるなど、安心感と優しさのある車内環境を提供する。
6両編成の3000形3編成をリニューアルも実施する。省エネ化が図られる制御装置を搭載し、環境に配慮した車両にする。また、5000形と同様に、車いす・ベビーカースペースを各車両に1カ所ずつ設置する。
また昨年度に東口改札口を新設した中央林間駅では、2024年度竣工に向け、ホームドア整備のためのホーム改良工事やトイレの改修工事を引き続き進めていくとしている。
安全対策の強化では、本厚木駅(1・2番ホーム)に特急車両に対応した大開口のホームドアを設置する。特急車両に対応したホームドアの設置は、同社初となる。
現在、ホームドアは新宿(4・5・8・9番ホーム)、代々木八幡、代々木上原、東北沢、下北沢、世田谷代田、梅ケ丘、登戸に設置済み。今後も1日の利用者数10万人以上の駅へ優先して設置していく方針の他、予算確保のためバリアフリー料金制度の活用を検討しているという。
その他、町田〜相模大野駅間の「横浜線跨線橋」と「境川橋梁」、渋沢〜新松田駅間の「第1四十八瀬川橋梁」での耐震工事や、受変電設備の更新を行うとしている。
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