10代が「成年(成人)になったら挑戦したいこと」 1位は?:16〜19歳に調査(1/2 ページ)
マーケティングアプリケーションズは、16〜19歳の男女を対象に「成年に関する調査」を実施した。成人になったら「最も挑戦したいこと」の1位に選ばれたのは?
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
マーケティングアプリケーションズは、2022年4月に成年年齢が18歳に引き下げられたことを踏まえ、16〜19歳の男女を対象に「成年(成人)に関する調査」を実施した。成人になったら「最も挑戦したいこと」を聞いたところ、1位は「携帯電話の契約」だった。
成人に対する価値観、男女別や地域別の違いは
成人になることが「楽しみか」を聞いたところ、男女別では男性の60.7%が「楽しみ」と回答したのに対し、女性は半数以下の47.8%だった。
関東1都3県と愛知、大阪、兵庫、福岡を合わせた「1都3県/都市圏」と「その他」で分けた地域別では、「1都3県/都市圏」グループの57.0%が「楽しみ」と回答。「その他」のグループは51.2%となった。
親の同意なくできて、挑戦したいこと
新制度で18歳からできる各項目を確認したところ、「携帯電話の契約」「賃貸物件の契約」「ローンを組む」「クレジットカードを作る」「雇用契約(アルバイト含む)」「10年間有効のパスポートの取得」「公認会計士や司法書士、医師免許などの資格取得」「結婚」「選挙での投票」「普通自動車免許の取得」すべての項目に正解した人は、全体の約18%。
最も挑戦したいことは、1位「携帯電話の契約」(62.0%)、2位「雇用契約(アルバイト含む)」(58.8%)だった。
上記の全問正解者に絞って集計を行ったところ、挑戦したいことのTOP2に変化はないものの、「携帯電話の契約」が71.7%、「雇用契約(アルバイト含む)」が68.9%と数値が高く、またすべての項目においても数値が高く集計された。同社では「しっかりと項目を理解している10代は、成人として扱われることのリテラシーが高いと推察できる」としている。
関連記事
- 知床遊覧船のような「観光ブラック企業」は、どのような特徴があるのか
北海道の知床半島沖で26人が乗った観光船が沈没した事故で、運営会社「知床遊覧船」のブラックぶりが次々と明らかになっている。「観光ブラック企業」にどのような特徴があるのか。知床遊覧船の公式WebサイトやSNSを見ると、そのヒントが詰まっていて……。 - 不採用で履歴書が返ってこない 「返して」の声
会社の求人に応募したものの、不採用になってしまった。このとき履歴書が返ってこないことがあるが、このことにどのように感じている人が多いのだろうか。 - 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。 - なぜ「プリウス」はボコボコに叩かれるのか 「暴走老人」のアイコンになる日
またしても、「暴走老人」による犠牲者が出てしまった。二度とこのような悲劇が起きないことを願うばかりだが、筆者の窪田氏は違うことに注目している。「プリウスバッシング」だ。どういう意味かというと……。 - 人手不足は本当に「悪」なのか 騙され続ける日本人
人手不足が原因で倒産する企業が増えているようだ。東京商工リサーチのデータをみると、前年度から28.6%も増えて、過去最高を更新している。数字をみると、「人手不足=悪」のように感じるが、本当にそうなのか。筆者の窪田氏は違う見方をしていて……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.