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五月病で「会社辞めたい」6割が経験 今年は“発症”する人が増えるおそれも(1/2 ページ)
識学(東京都品川区)は、20〜59歳の男女を対象に「五月病に関する調査」を実施。五月病が原因で会社を辞めたいと思ったことがある人は6割に上ることが分かった。
従業員向け研修や組織コンサルティングを手掛ける識学(東京都品川区)は、20〜59歳の男女を対象に「五月病」に関する調査を実施。五月病が原因で会社を辞めたいと思ったことがある人は6割に上ることが分かった。今年はコロナ禍が始まってから3年ぶりに行動制限のない大型連休となり、平日との落差から五月病を感じる人が増える可能性も指摘されている。
就職など環境の変化に伴い、心身に不調が表れる「五月病」。実際にどのような症状が出たか聞いたところ、最も多かったのは「やる気が出ない」(65.3%)、次いで「憂うつ感」(54.0%)、「不安感」(36.0%)、「無力感」と「倦怠感」(同35.3%)で、上位5位は全て精神的な症状だった。以下「寝つきが悪い」(26.0%)、「不眠」(20.7%)と睡眠への影響に関する回答も多かった。
仕事にどんな影響が出た?
次に、仕事にどのような影響が出たか尋ねたところ、最も多かったのは「業務に集中できなくなった」(55.3%)、次いで「作業スピードが落ちた」(32.7%)、「ミスが増えた」(24.0%)だった。「仕事に影響はなかった」は16.7%で、残りの約8割が業務に何かしら影響が出ていることが分かった。
五月病は身体や精神に症状が出るだけなく、職場でのパフォーマンスも低下させることがうかがえる。
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