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土屋鞄、リユース事業へ本格参入 フリマアプリやリサイクルショップに対抗:リユース品は定価の最大半額
革製品を製造販売する土屋鞄製造所(東京都足立区)は5月12日、自社の革製バッグを無料で引き取り、職人が修理して再販売するリユース事業に本格参入すると発表した。
革製品を製造販売する土屋鞄製造所(東京都足立区)は5月12日、自社の革製バッグを無料で引き取り、職人が修理して再販売するリユース事業に6月から本格参入すると発表した。メンテナンスされたリユース品は、定価の最大半額で再販売。高品質のリユース品で、フリマアプリやリサイクルショップなどと差別化を図る。
同社は昨年、リユースビジネスの事業化に向けてテストマーケティングを実施。580点のバッグを1カ月間で引き取り、約150点を再販売した。利用者アンケートでは9割が満足と回答し、本格参入を決定した。
今年のバッグの無料引き取りは6月と10月の2回で、全国14店舗と配送にて実施。リユース品は、東京・中目黒とグランフロント大阪(大阪市)にあるランドセル専門店「童具店」内に期間限定のポップアップストアをオープンし、販売するとしている。
修理は専門の職人が行い、販売後は、新品と同様の返品保証・修理サービス、アフターサービスを実施する。また、バッグの提供者には1回の引き取りにつき20%の割引クーポンを配布する。
同社は、「2023年以降は、リユース対象製品をバッグ以外の財布やキーケースといった小物にも広げていくほか、引き取りと販売の期間延長、販売店舗の拡大、他社の革製品の取り扱いも検討していく」としている。
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