ドラマ鑑賞「週1本以上」が6割 テレビが動画配信サービスを上回る:700人に聞いたドラマ視聴スタイル
ナイルは、15〜69歳の男女約700人を対象に、ドラマ視聴に関するアンケート調査を実施した。テレビの連続ドラマをどのくらい視聴しているか聞いたところ、約6割が「週1本以上」と回答した。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
スマホ情報サイト「Appliv TOPICS」を運営するナイル(東京都品川区)は、15〜69歳の男女約700人を対象に、ドラマ視聴に関するアンケート調査を実施した。テレビの連続ドラマをどのくらい視聴しているか聞いたところ、約6割が「週1本以上」と回答した。動画配信サイトよりもテレビで視聴する人の方が依然多いことも分かった。
内訳は、「ほぼ毎日」と答えた人は19%、「週に数本」が27%、「週に1本」が13%だった。「ドラマ」は地上波放送、録画、動画配信サービスなど鑑賞スタイルは問わずに集計した。
年代別でも割合に変化はなく、「週1本以上」と回答した10代は59%、20代は61%だった。「ほぼ観ない」と回答したのは29%だった。
男女別では「週に1本以上」と回答した女性は65%、男性は52%で、女性の方がドラマを視聴する習慣のある人が多いことが分かった。
連続ドラマの視聴スタイルは?
連続ドラマの視聴方法を尋ねたところ、最も多かったのは「地上波放送の録画」(61%)、次いでほぼ同数で「地上波放送のリアルタイム視聴」(60%)、3位以降に「無料の動画配信サービス」(33%)、「有料の動画配信サービス」(23%)と続いた。
ドラマの視聴方法で「動画配信サービス」を選択した人に、最もよく利用している動画配信サービスを聞いた。最も多かったのは「TVer(ティーバー)」(37%)、次いで「Amazonプライム・ビデオ」(20%)、「GYAO!」「Hulu」「Netflix」がいずれも11%という結果となった。
連続ドラマを視聴するきっかけは、1位が「テレビのCMや番宣」(60%)、2位は「友人・知人・家族の口コミ」(30%)、3位は「ネットニュース・ブログ」(24%)、4位は「SNSの評判」(19%)だった。
有料の動画配信サービスだけでなく民放キー局が共同出資している無料で視聴可能な「TVer」など、視聴方法は多彩になっている。一方で、ドラマを見るきっかけは「テレビのCMや番宣」が半数以上を占めるなど、依然、テレビを視聴する人の割合は高いことが分かった。
調査は全国の15〜69歳の男女を対象に、4月26〜30日にインターネットで行った。有効回答数は667人(男性334人、女性333人)。
関連記事
- 忘れ物にメッセージを添えて返送 JR岡山駅の“神対応”に共感広がる
乗客の忘れ物にメッセージカードを添えて送り返すJR岡山駅の取り組みが「心あたたまる」とTwitterで反響を呼んでいる。乗車券と同じデザインのカードには、岡山弁で「また、おいでぇ」と赤いスタンプが押印。受け取った大学院生の投稿から共感が広まった今回の取り組みは、一体どのような経緯から始まったのだろうか。 - 1億DLを突破 オードリー・タン氏も認める詐欺電話・SMS防止アプリ「Whoscall」とは?
詐欺SMSや迷惑電話を未然に防ぐ台湾発のアプリ「Whoscall」が世界でユーザーを拡大させている。台湾では2人に1人が利用し、全世界のダウンロード数は1億に達する。デジタル担当大臣のオードリー・タン氏も評価するというアプリは、一体どのようにしてうまれたのか。 - “ジョジョ立ち”マネキンが脚光 洋服の青山、お堅いイメージ脱する戦略とは?
大手紳士服店の「洋服の青山」がスーツを扱う“お堅い企業”からイメージチェンジを図っている。躍動感あふれるマネキンをショーウィンドウに展示して話題を集めているほか、ツイッターの公式アカウントは直近2年でフォロワー数を20万人以上増やしている。一体、どのような戦略を取っているのか。担当者に話を聞いた。 - 「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」家具大手ぬいぐるみ なぜ人気?
「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」――。大手家具メーカーの”看板商品”とも言えるぬいぐるみの人気のわけを探る。 - 黒マスクは恥ずかしい? 日本人の“同調性にフィット”した商品が話題
黒マスクを着けるのが恥ずかしい――。そんな思いが開発のきっかけとなった、ある商品がSNSを中心に話題になっている。一体なぜなのか。背景を博報堂ヒット習慣メーカーズ担当者に聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.