アサヒビール、家庭用生ビールサービス「THE DRAFTERS」で「どこでもサーバー」を展開 狙いは?
アサヒビールは、家庭用生ビールサービス「THE DRAFTERS(ドラフターズ)」の専用商品「THE DRAFTERS ゴールデンエール」を数量限定で発売した。6月28日からは、屋外でも電源なしで生ビールを楽しめる「どこでもサーバー」を会員限定で展開する。
アサヒビールは、家庭用生ビールサービス「THE DRAFTERS(ドラフターズ)」の専用商品「THE DRAFTERS ゴールデンエール」を数量限定で発売した。6月28日からは、屋外でも電源なしで生ビールを楽しめる「どこでもサーバー」を会員限定で展開する。
どこでもサーバーは保冷機能を備えていて、クリーミーできめ細かい泡を抽出することが可能なバッグ型の生ビールサーバーだ。重さ約2.5キロで、バーベキューやキャンプなどの屋外や友人宅でのホームパーティーなどに利用できるようにした。
THE DRAFTERS ゴールデンエールは、華やかなコクと爽やかな後味が楽しめる食事にも合わせやすい黄金色のエールビールだ。パッケージデザインは会員の投票で選ばれた。
「スーパードライ」(ミニ樽2リットル)が月2回届く「THE DRAFTERS」サービスの利用料金は月額7980円からに設定した。「どこでもサーバー」の追加料金は月額980円としている(税・ミニガス・配送料込)。
アサヒビールの取締役 兼 執行役員 経営創造本部長の爲定一智氏は「『すべてのお客さまに、最高の明日を。』がアサヒビールのビジョンです。最高においしいビールを提供することによって当社はこのビジョンを実現しようとしています。しかし、このビジョンを実現するのはなかなか難しいもので、これまでと違うやり方もあるのではないかという課題意識を持ってきました。この課題意識がドラフターズの出発点になりました」と狙いを説明する。
都心型バーベキュー・グランピング施設「東京夢の島マリーナ イーノの森BBQ Station」で、アウトドアブランドのColeman(コールマン)と協業し”アウトドアでのドラフターズの楽しみ方”を創出するという。アウトドアをより楽しんでもらうためのガイドブックを共同制作し、会場では、ドラフターズの本格泡リッチサーバーとコールマンのアウトドアグッズを一緒に体験できるプランを展開。「“本当にうまい生ビール”を、いつでもどこでも楽しめる世界を創る」の実現を目指す。
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