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用を足せば足すほど寄付できる「トイレ」が登場、どういうこと?:売り上げの一部を寄付
AIとIoTを使って空き情報を提供している「バカン」は、トイレの使用回数に応じてNGO/NPOに寄付する「バカンサポーター制度」を開始した。
AIとIoTを使って空き情報を提供している「バカン」(東京都千代田区)は、トイレの使用回数に応じてNGO/NPOに寄付する「バカンサポーター制度」を開始した。同社のトイレ混雑抑止サービス「VACAN AirKnock Ads(バカン エアーノックアッズ)」を導入している施設でのトイレ利用回数に応じて、売り上げの一部を寄付するというもの。
バカン エアーノックアッズとは、トイレの扉などにセンサーを設置することで、トイレの混雑状況を配信するというサービス。トイレの個室内にタブレット端末が設置されていて、利用時間が長くなれば、例えば「現在の滞在時間30分」などと表示したり、他の個室の利用状況を知らせたりすることで、トイレの混雑抑制に取り組んでいる。本サービスは2020年にスタートして、これまでオフィスやコンビニ、商業施設などでの導入が進んでいる。
今回の制度を始めるにあたって、同社は「日常生活で誰もが利用するトイレを通して、NGOやNPOの活動を支援できる。導入企業やトイレの利用者は無理なく応援することで、社会課題の解決をサポートできる」としている。
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