まるで小学生が考えた! 規格外おにぎり「スゴおに」好調 エキナカ「NewDays」が込めた思い:おにスゴい!(2/2 ページ)
その見た目やボリュームから、「おにぎりなのに面白い」「開発者の中に小学生がいるんじゃないか」とSNSで話題になった「スゴおに」。1年間で26種類を販売し、累計約137万個・約4億3000万円を売り上げ、一躍主力商品に躍り出た。コロナ禍にあって、駅や鉄道の利用者は減少。エキナカを中心に展開するNewDaysも暗い影響を受けるなか、スゴおには社員たちのある思いから生まれたという。開発担当者に聞いた。
「スゴおに」にしかないこだわりとは?
各コンビニのおにぎりがしのぎを削る中、スゴおにの差別化ポイントは2つあるという。1つ目は、とにかく「具」のボリュームにこだわっていることだ。オートメーション化が当然の製造過程において、スゴおにの具入れ作業は全て手作業で行い、1つのスゴおにに10人以上の手がかかっていることもあるという。
2つ目は、エキナカという利用シーンに特化していることだ。駅で何かを食べるときは、ベンチに座るか、立って食べるかのどちらかが多い。必然的に弁当など箸やスプーンを使って食べるものは敬遠されがちだ。エキナカでの忙しい食事シーンでも、手作業でたっぷり詰め込まれた具のおかげで、1つ食べれば「しっかり食べた」という満足感を与えられるよう作られている。
6月で販売1周年を迎えるスゴおには、6月21日と28日に新作を発売する。それまでのボリューミーで男性向けのイメージとは異なり、「至福のスゴおに」と題したコンパクトでかわいい女性向けの商品だ。
新作第1弾は、「生ハム&チーズ」「サバ明太」「穴子わさび」「明太海苔チーズマヨ」(各240円)の4種類。第2弾は、「辛子明太子」「濃厚ほたてバター醤油風味」(各260円)の2種類だ。包装にもこだわり、おにぎりはプラスチック製のケースに入れ、さらにラップで巻く仕様となっている。エコバッグの普及を受けて、そのままかばんに入れてもつぶれないように配慮したという。
コロナ禍を明るくしたいという一心で始まったスゴおに。「2年目のスゴおにも、楽しさや驚きを提供できるような商品開発をしていきたいです」(増村さん)
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