「買うのが恥ずかしい」けど売れている ドンキ、6種類の新型ボクサーパンツ開発の背景:担当者に聞いた(1/4 ページ)
ドン・キホーテが3月に発売したボクサーパンツが好調だ。男性特有の細かい悩みや不安に対応するのが目的。全6種類を開発した背景は?
ドン・キホーテが3月に発売したボクサーパンツが好調だ。男性特有の細かい悩みや不安に対応するのが目的で、タイプ別に6種類を投入したところ、計画の1.5倍売れているという。客からの反響や開発の背景を、同社の担当者に聞いた。
新商品は、「かるック」「むれナック」「もれナック」「のびック」「さらテック」「ポジテック」(いずれも1098円)の6種類あり、サイズはM・L・LLを用意した。カラーの種類は商品ごとに異なるが、ブラック、ネイビー、グレーが多い。
最も売れているのは軽さを追求した「かるック」だ。商品の薄さは0.1ミリと“極薄”をアピールしている一方で、大事な部分は透けにくい二重構造としている。重さは約47グラムで、同社の従来品より57%軽いという。ナイロン素材で、吸水、吸湿性、摩擦特性などにも配慮している。公式Webサイトには「実は外出しない日は裸族。できることならパンツを履くこと自体やめてリラックスしたい…」「かつてないほどの、無重力感」といった文言が並ぶ。
開発を担当した宗村裕之氏は「『かるック』が爆発的に売れています。ひんやりとする点や吸湿性などが『履いていて気持ちいい』と感じてもらっているようです。また、軽いので『裸族』でいられる感覚も支持されているのではないでしょうか」と分析する。
2番目に売れているのは、肌触りの良さを追求した「さらテック」だ。肌に触れる部分にポリエチレン素材を使用することで、柔らかく滑らかな肌触りがずっと続くようにした。表側には、吸汗・速乾の柔らかい生地を使用している。
いずれの商品も特に若い層の支持を集めているという。
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