12の国と地域に聞いた「親日度調査」、好感度が最も高い地域は「台湾」 低かったのは?:アウンコンサルティング(1/2 ページ)
アウンコンサルティングが12の国と地域を対象に、親日度や訪日意欲について調査した。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
国内外の拠点でグローバルマーケティング事業を展開するアウンコンサルティング(東京都文京区)はこのほど、12の国と地域を対象に、親日度や訪日意欲について調査した。その結果、日本への好感度は、2021年の調査と比較して「大好き」「好き」の回答率が全体的に低下していることが分かった。
今回の調査では、香港、台湾、中国、韓国、タイ、インド、インドネシア、米国、英国、オーストラリア、ベトナム、マレーシアに対して、親日度や訪日意欲についてアンケートを実施した。
それぞれの国と地域の回答者に「日本が好きですか」と尋ねたところ、21年の調査と比較して「大好き」「好き」の回答率が全体的に低下。国ごとに見ると、特に米国と英国では15%以上の変動(米国:−15.1%、英国:−16.5%)が見られた。
日本への好感度が最も高かった地域は「台湾」で、合計95.4%が「大好き」「好き」と回答した。一方、最も低かったのは「韓国」で合計64.8%だった。
日本の好感度について、「大嫌い」「嫌い」と回答した理由を尋ねたところ、全体的に「物価が高い」の回答率が高くなった。一方、中国や韓国では「歴史/文化」が、好感度が低下した米国と英国では「興味がない」も高くなった。
では、「大好き」「好き」と回答した理由は何だろうか。尋ねたところ、「四季の風景/自然」「日本食」の割合が高い中、アジア圏では「漫画/アニメ」、欧米圏では「歴史/文化」の割合が高くなった。地域ごとに特徴があることが見て取れる。
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