Webブランド調査2022、3位「Google」、2位「楽天」、1位は?:一般企業の1位は「ヤマト運輸」(3/3 ページ)
日経BPコンサルティングは、「Webブランド調査2022-春夏」の結果を発表。総合ランキングでは「Yahoo! JAPAN」が「2020-秋冬」調査以来の首位を獲得した。
スコアが大きく上昇したのは「Kao 花王」や「デニーズ」
前回から今回にかけてスコアが大きく上昇したサイトのTOP3は「Kao 花王」「デニーズ」「小林製薬」。「Kao 花王」は前回から14.1ポイント増の68.4ポイント、「デニーズ」は13.7ポイント増の62.8ポイントだった。
「Kao 花王」は6つの個別指数すべての評価が前回を上回った。500サイト中では前回128位から17位に上昇。特に「態度変容:製品・サービス」「行動喚起」「態度変容:企業活動」の3つの指標が大幅に上昇した。自由意見では、製品情報や花王グループがWeb上で公開している衛生関連情報へのリンク集「暮らしのきれいを守ろう!花王の衛生情報」などへの関心の高さがうかがえた。
「デニーズ」も、6つの個別指数すべての評価が前回を上回った。特に「態度変容:製品・サービス」で24.3ポイント増、「態度変容:企業活動」で11.8ポイント増と、大幅に評価が上昇。好印象を持ったコンテンツとして、期間限定メニューやキャンペーンについての意見が多く挙がった。Webサイト自体の見やすさの評価も高く、利用しやすいサイトとして支持を集めている。
企業活動への理解、関心は「日立製作所」が1位
調査の個別指標の1つ「態度変容:企業活動」で高いスコアを獲得したのは、「日立製作所」「オリンパスグループ」「Honda」の3社だった。トップページのメインビジュアルで企業理念、パーパスなど企業姿勢を伝えるメッセージを打ち出したサイトや、社会課題への取り組み等をストーリーで紹介するコンテンツが増えており、回答者からも好意的に受け止められている傾向が見られるという。
調査は4月6〜15日、全国20歳以上のインターネットユーザーを対象に実施。有効回答数は3万5532件。
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