2015年7月27日以前の記事
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宝島社の書籍『年収200万円で豊かに暮らす』が物議 Twitterで「暮らせるわけない」などの声 「年収200万円」の国民構成比は?国税庁調査を紐解く(2/4 ページ)

宝島社が出版した『年収200万円で豊かに暮らす』(759円)という書籍がTwitter上で物議を呼んでいる。6月20日ごろから書籍名の一部を引用した「年収200万」がTwitterのトレンド入りを果たし「色々と地獄を感じた、これを見た時」などの意見が挙がっている。

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「年収200万円」本、他にも 欧米では「リムジンリベラル」などとも

 「年収200万円」をタイトルに使った書籍は他にもある。ECサイト「Amazon.co.jp」を検索して出てきた代表的な書籍として、テレビなどのメディアに露出することが多い、経済アナリストの森永卓郎氏の著作『年収200万円でも楽しく暮らせます』(PHP)という書籍もその1つだ。

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『年収200万円でも楽しく暮らせます』(出典:PHP公式Webサイト

 欧米では、「格差是正」や「難民受け入れ」など聞き心地がいい言葉で大衆の人気を得ながら、自らは富裕層のような実生活を送る、二枚舌の左派系論客のことを「シャンパン社会主義者」「リムジンリベラル」などと呼び、批判の対象となっている。

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高級リムジン内でシャンパンを楽しむ人たちのイメージ(提供:ゲッティイメージズ)

 これらの書籍の著者自身が、年収200万円で実際に生活できているかどうかは、気になるところ。Twitterでは「年収200万で豊かに暮らすっていう本に携わってる人で、実際に年収200万のやついなさそう」という指摘もある。著者として、責任をもって読者に是非模範を示してほしいところだ。

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