東武鉄道と子会社4社は、新卒社員の初任給を2023年春までに段階的に引き上げると発表した。優秀な人材の確保と、社員の働きがいの向上を目指す。
23年度の高卒初任給(機能別会社)は、現状から10.2%引き上げて20万円にする。ポテンシャル採用入社者(東武鉄道)は、5.3%引き上げて23万円にする。22年度については高卒初任給を18万8500円(+3.9%)、ポテンシャル採用入社者22万3500円(+2.3%)とし、4月1日にさかのぼってこれまでの差額も支給する。
また、新卒のみではなく若年層の基本給を22年4月1日にさかのぼって最大7000円引き上げる。定期昇給相当と合わせて、22〜23年度の2年間で約1割の基本給増となるように設計した。
対象は東武鉄道のほか、東武ステーションサービス、東武エンジニアリング、東武インターテック、東武シェアードサービスの4社。
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