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完売続出のチューナーレステレビ 地上波が映らなくても大丈夫なワケ:ドンキは1万3000台売れた!(3/3 ページ)
地上波が映らないテレビが売れている。ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが2021年12月に発売した「ネット動画専用スマートTV」は、累計で1万3000台以上を販売。6月13日から先行予約販売したエディオンのオリジナルチューナーレステレビは、先行予約販売開始当日中に、50台全て予約され完売となっている。“テレビ離れ”が叫ばれているなか、なぜこれほど地上波が映らないテレビが売れているのだろうか。
チューナーレスへの乗り換えもあり得る?
チューナーレステレビを一躍有名にしたドンキの「ネット動画専用スマートTV」は、6月24日頃から増産2回目となる追加生産分が店頭入荷予定だという。消費者から一番多い要望はサイズについてで、「もっと大きなサイズの展開を望まれる声をいただいております」といい、今後はこれらの意見を踏まえた新モデルを検討しているという。
現在では、1人暮らしや地上波は見ないとテレビを持っていなかった層、リビングにテレビはありつつ自室用のセカンドテレビとして、人気を集めているチューナーレステレビ。
マクロミルの「最新のテレビ利用動向調査」によると、テレビの保有率は、93.2%(推定人口約7672万人)で、そのうちネット接続率は41.8%(同約3441万人)だった。特に、世代別で見ると接続率は若年層ほど高く、20代以下では過半数に上った。現在、本家テレビの所有者者、特に動画配信サービスを中心に見る層が、チューナーレステレビに乗り換える可能性もある。地上波が映らないテレビが、本家テレビの座を奪う日が来るかもしれない。
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