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ホンダが“乗り物酔いしづらい”車を開発 きっかけは社員も酔ってしまった3列目ステップワゴンを全面刷新(3/4 ページ)

ホンダが「STEP WGN(ステップ ワゴン)」を7年ぶりに全面刷新した。新型ステップワゴンは「乗り物酔いをしづらくする工夫」を施したという。なぜホンダは乗り物酔いに注目したのか。

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静粛性の追求 1列目と3列目が同等に会話できる

 次にこだわったのは「音」だ。先代モデルは、格納式のシートを出すと、下からの音が車内に入ってきてしまい、3列目に乗ると1、2列目の会話が全く聞こえなかったという。

 「新型では1列目と3列目が同等に会話できるようにしたいと考えていました。防音材と吸音材を張り込み、防音コーティングもしています。これにより、すごく静かな空間を実現できました」(蟻坂氏)

ステップワゴン
防音性能もアップ 

 他にも、頭が揺れないための工夫を施した。

 「横からのGがかかることで頭は揺れてしまいます。スプリング(バネ)の硬さを10%落として柔らかくし、ダンパーの減衰力を調整することで、快適な乗り心地を追求しました。100パターン程度試しているのですが、毎回各列に人を乗せて確認し、どの席でも快適に過ごせる走りを目指しました」(蟻坂氏)

ステップワゴン
新型ステップワゴン

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