ニュース
青色のコチョウランが登場、開発期間は17年:世界初
石原産業は、2022年6月下旬に青色コチョウラン「Blue Gene(R)」(ブルージーン)の販売を開始した。同社によると、青色のコチョウランは世界初だという。
石原産業(大阪市)は6月下旬に、青色コチョウラン「Blue Gene(R)」(ブルージーン)の販売を開始した。同社によると、青色のコチョウランは世界初だという。
ブルージーンの概要
ブルージーンは同社が2005年に研究を開始し、17年の歳月を経て発売に至った。元々青色色素(デルフィニジン型アントシアニン)をつくる遺伝子(青色遺伝子)を持たない植物種であるコチョウランに、ツユクサの青色遺伝子を組み入れ、今までの品種にない花色を実現した。
遺伝子組換え花きであるため、開発後も国内の生物多様性に影響がないことを証明する試験、調査などを実施。21年に日本国内の承認(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律第4条第1項の規定に基づく第一種使用規定の承認)を取得し、22年6月に発売する運びとなった。
ブルージーンは3月に東京で開催された「世界らん展2022-花と緑の祭典-」で、初めて一般公開された。その後、5月の「フラワー&ガーデンショウ横浜2022」で開催された「2022F&Gジャパンセレクション」ではグランプリおよび鉢物部門1位、合同で開催された「ジャパンフラワーセレクション2022切花・鉢物部門 春審査会」ではベスト・フラワー優秀賞をはじめとした4つの賞を受賞している。
同商品は6月下旬から一般販売を開始。首都圏、大阪及び一部の地域の小売店を通じて販売し、その後販売エリアを順次拡大していく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか
どうやら「高級食パン」のブームが終わるようだ。最近、さまざまなメディアがこのように報じているわけだが、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか。その背景には、2つの理由があって……。
削らなくても16キロ書ける! 「芯まで金属のペン」開発秘話を聞いた
ちょっと気になる商品が登場する。芯が金属でできているのに、文字を書いたり、消したりすることができるペンだ。その名は「metacil(メタシル)」。発売前にもかかわらず、ネット上で話題になっているが、どのような特徴があるのか。開発者に聞いてきた。
『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』――最も高い家に住んでいるのは? 査定してみた
国民的アニメの主人公は、どんな家に住んでいるのでしょうか? 『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』の自宅を査定したところ……。
なぜ「プリウス」はボコボコに叩かれるのか 「暴走老人」のアイコンになる日
またしても、「暴走老人」による犠牲者が出てしまった。二度とこのような悲劇が起きないことを願うばかりだが、筆者の窪田氏は違うことに注目している。「プリウスバッシング」だ。どういう意味かというと……。
“売れない魚”の寿司が、なぜ20年も売れ続けているのか
魚のサイズが小さかったり、見た目が悪かったり――。さまざまな理由で市場に出荷されない「未利用魚」を積極的に仕入れ、宅配寿司のネタにしているところがある。しかも、20年も売れ続けていて……。

