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ソニーの「着るエアコン」“バカ売れ” 猛暑追い風に「想定以上で推移」4月発売の「REON POCKET 3」(1/2 ページ)

連日の猛暑が続く中、ソニーグループ(ソニーG)が4月に発売した、充電式の冷温デバイス「REON POCKET 3」(レオンポケット3)の売れ行きが好調だ。同製品は「着るエアコン」とも呼ばれており、ビジネスパーソンを中心に売り上げを伸ばしている。

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 連日続く猛暑の影響で電力不足の可能性があるとして、政府は6月27日、東京電力管内に「電力受給ひっ迫注意報」を初めて発令した。家庭や企業の電力使用を巡り政府が節電を呼び掛ける中、売れ行きが好調な製品がある。ソニーグループ(ソニーG)が4月に発売した、充電式の冷温デバイス「REON POCKET 3」(レオンポケット3、メーカー希望小売価格は1万4850円)だ。同製品は「着るエアコン」とも呼ばれており、連日の猛暑などを追い風にビジネスパーソンを中心に売り上げを伸ばしている。

【編集部より:2022年8月10日午後7時18分 ソニーは「REON POCKET 3」について「着るクーラー」というキャッチフレーズを公式に使っておりますが、同製品には「クールモード」に加え「ウォームモード」があることを考慮し、記事内では冷房のみを指す「クーラー」ではなく「エアコン」という表記を採用しております】

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ソニーG本社

クラファン出身の充電式デバイス

 同製品は「REON POCKET」(レオンポケット)シリーズの3世代目で、専用のネックバンドなどとともに使用する。19年7月に自社のクラウドファンディングサイトで初代レオンポケットの資金を募ったところ、一週間で目標額の6600万円に到達。好評だったため、翌20年7月には一般販売を始め、2日で1万台を販売した。その後も、機能改善などを繰り返し、現在に至る。

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「REON POCKET 3」

 最新機種のレオンポケット3では、サーモモジュールを新開発するとともに冷却フィンを改良することで、冷却効率を高めた。旧機種と比較し、駆動時間を最大約2倍、吸熱量も1.5倍まで向上したという。

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最新機種では駆動時間を最大約2倍、吸熱量も1.5倍まで向上

 「着るエアコン」と呼ばれているように、冷却機能「クールモード」だけでなく、「ウォームモード」を使用すると冬も使用でき、季節を問わず利用できるようにした。クールモードでは最大61時間、ウォームモードでは同51時間、それぞれ駆動する。

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 スマートフォンなどモバイル機器の開発で培ったノウハウを生かし、本体には加速度センサーなどを装備。ユーザーの行動を検知し、本体が自動で最適な温度に設定する。専用アプリ経由で好みの温度に設定することも可能。スマートフォンのようにモバイルバッテリーを使ったUSB充電(Type-C)にも対応している。製品ページによると、100分でフル充電になるという。

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使用時には首元に取り付ける

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