体組成計埋め込んだマンション 日鉄興和不動産が開発:測定結果はミラーで確認
日鉄興和不動産(東京都港区)は、第1期契約を開始した「リビオレゾン三ノ輪パークフロント」に、健康習慣をサポートするサービス「cheercle(チアクル)」を導入すると発表した。
日鉄興和不動産(東京都港区)は、第1期契約を開始した都市型コンパクトレジデンス「リビオレゾン三ノ輪パークフロント」(東京都台東区)に、体組成計を床に埋め込み日々の生活で体重や体脂肪率などを測定できるシステムを導入する。近年高まっている、日常的なヘルスケアサービスへのニーズに対応する。
このサービスでは、凸版印刷が開発した「cheercle(チアクル)」を活用する。cheercleは、自然な動きの中でデータを収集し、クラウド上にて情報の蓄積・管理を行うサービスで、同物件の洗面空間に導入する。
床埋め込み型で体組成計を内蔵した「cheercleメーター」や、センシングと表示機能を備えたタッチパネルによる操作が可能な「cheercleミラー」を組み合わせ、毎日の生活の中で自然と体重、体脂肪率、BMI、肌温度などの情報を測定できるようにした。収集したデータは独自に開発したクラウド上の「cheercleプラットフォーム」にストックし、cheercleミラーやスマートフォンでいつでも確認できるという。
分譲マンション初となる導入の背景として同社は、日常的なヘルスケアサービスへのニーズが高まっていることを挙げる。
同社が運営する「+ONE LIFE LAB」による2021年の調査では、「将来不安に感じていること」として、「ずっと健康でいられるか」(61.7%)と回答した人が最も多くなった。
一人暮らしをする上で、健康は「永遠の課題」(同社)ともいえ、健康への不安や昨今の社会情勢を鑑みた結果、毎日の健康管理を実現できる「cheercle」の導入を決定したという。
「リビオレゾン三ノ輪パークフロント」は、東京メトロ日比谷線「三ノ輪」駅から徒歩4分の場所にあり、敷地面積は334.44平方メートルで、専有面積は30.13〜53.8平方メートル。総戸数32戸、間取りは1〜2LDKで、11月上旬に竣工予定。入居時期は同年12月中旬を予定している。
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