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渋谷に「飲めない人のバー」 微アルコール元祖のアサヒビール、狙うは1330万人の未開拓市場スマートドリンキングを推進(3/3 ページ)

「“飲めない人”が主導権を握れるバー」──。アサヒビールと電通デジタルが共同で設立したスマドリが、6月30日から渋谷センター街にオープンする「SUMADORI-BAR SHIBUYA」を、同社のブランドマネジャー加藤寛康さん、京谷めいさんはそう表現する。今回のバー出店の背景には、アサヒが推進しているプロジェクト「スマートドリンキング」がある。

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高アルコールから微アルコールへ

 スマドリバーでの決済は全てモバイルオーダーで完結させ、顧客データを収集。店舗運営や商品開発に活用する。同社広報担当者によれば、今後は、スマドリ商品の開発や企業タイアップに力を入れていくという。「スマドリバーでの人気商品の市販化や、ホテルなどにスマドリバーのメニューを提供したい」(同社広報担当者)

スマドリ
アルコール度数で飲み比べセット「グラデ飲み」

 現時点でのノンアル・微アル・ライト商品における販売容量構成比は数%にとどまっているが、同社は、25年までにアルコール3.5%以下のノンアル・微アル・ライト商品における販売容量構成比を20%に引き上げることを目標に掲げている。

スマドリ
拡大するローアルコール市場(同社提供)

 近年、他業種もローアルコール市場に進出しており、特に、日本コカ・コーラの檸檬堂は大きな衝撃だったという。「スマドリを通して、これまでお酒と関わらなかった人を取り込むとともに、お酒に興味を持ってもらえるきっかけにしたいです」(京谷さん)

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