「らぁ麺 飯田商店」の飯田将太店主、「ふぐらぁ麺」をプロデュース 8月1日から:とらふぐ専門店「玄品」で(1/2 ページ)
とらふぐ専門店「玄品」を展開する関門海は、「らぁ麺 飯田商店」の飯田将太店主がプロデュースした「ふぐらぁ麺」を、8月1日から全国の店舗で提供する。鍋のイメージが強く、夏場は敬遠されがちな「ふぐ」の魅力を、ラーメンを通して発信する狙い。
全国でとらふぐ専門店「玄品」を展開する関門海(大阪府松原市)は、人気ラーメン店「らぁ麺 飯田商店」(神奈川県湯河原町)の飯田将太店主がプロデュースした「ふぐらぁ麺」を、8月1日から全国の店舗で(東京を皮切りに順次)提供する。鍋のイメージが強く、夏場は敬遠されがちな「ふぐ」の魅力を、ラーメンを通して発信する狙い。
ラーメンの国内市場は約6000億円といわれ、ラーメンは老若男女に幅広く愛されるメニューだ。とらふぐ料理を食べたことのない若年層を中心に拡大余地が大きいマーケットと判断し、今回のコラボを決めた。ラーメンは雑炊とは違い、食べる際に“ススル”ため、味と共に香りも強く感じることができるため、繊細なふぐの味と相性がいいのが特徴的だという。
飯田店主が考案したメニューは、焼きふぐコースの後の「つけ麺」と、とらふぐ鍋の〆の「らぁ麺」の2品だ。使用する麺はそれぞれのスープとの相性を考慮した平打ち麺と角切りの中太麺で、はるゆたか一等粉と国産小麦をブレンド。飯田商店で打ったオリジナル自家製麺としている。
特徴的な澄んだスープは、ふぐの中骨と身から濃厚なうま味と風味を余りなく抽出した後、鶏肉と昆布のだしでブレンド。化学調味料を一切使用していない。これまでにない奥深いスープの味わいは、おいしさの上層部をふぐのうま味が覆い、鶏と昆布が「らぁ麺」らしい深みのコクを醸し出す。
つけ麺とらぁ麺には、遠火でじっくり焼き上げ、白子をペーストにした「コンデンスしらこ」を付けた。(1)スープと麺を楽しむ、(2)赤おろしの薬味と味わう、(3)酢橘と薬味をかけて味変、(4)最後は濃厚なとらふぐのコンデンスしらこを麺にかける、の4段階のバリエーションで堪能できるようにしている。
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