大学生がアルバイトする理由 3位「生活費のため」、2位「趣味のため」、1位は?:マイナビ調べ
マイナビは、大学生のアルバイトに関する調査を実施した。大学生がアルバイトをする上で意識していることを尋ねたところ、「正しい言葉遣いができるようになる」(38.8%)が最多だった。
マイナビは、大学生のアルバイトに関する調査を実施した。アルバイトをする目的を聞くと、「貯金をするため」(58.4%)が最多。以下、「趣味のため」(53.1%)、「自分の生活費のため」(38.6%)と続いた。
大学生がアルバイトをする上で意識していることは「正しい言葉遣いができるようになる」(38.8%)が最多だった。以下、「将来の仕事や職業に役立つような経験をする」(28.0%)、「アルバイトを通じて自身と異なる世代の人と関わる」 (27.2%)と続く。
前年と比較すると「交際費のため」が10.6ポイント減(31.8%)と大きく減少。一方、「趣味のため」は7.8ポイント(53.1%)、「自分の学費のため」は6.9ポイント(15.6%)、「人との交流・出会いが欲しいため」は5.6ポイント(23.9%)増加した。コロナ禍で交際機会が減少し、趣味や人との出会いを目的にアルバイトをする大学生が増加したことがうかがえる。
現在アルバイトをしていない理由は、39.2%が「学校生活(学業・部活など)との両立が難しい」と答えた。また、「コロナの影響(休業、シフト減少、倒産など)」が12.4%だった。
学年別で見ると、大学3年生の「プライベート(習い事・趣味・社会活動など)を大事にしたい」(43.1%)全体と比べて9.2ポイント高く、他の学年より顕著だった。大学3年生が入学した2020年は新型コロナウイルスが感染拡大し始めた時期で、学生生活が最も制限されていた。そのため、落ち着き始めた今こそプライベートを大事にしたいと考える学生が増加したと考えられる。
就職活動を意識してアルバイトをする大学生は34.2%で、前年から4.6ポイント増加した。コロナ禍で学生生活が制限されるなか、アルバイトを通して就職活動でアピールできる経験を得たいと考える学生が増加したとみられる。
学年別で見ると、就職活動を控えた大学3年生(38.5%)が最多となったが、大学1年生(33.0%)や大学2年生(31.4%)の低学年でも約3割が就職活動を意識してアルバイトをしていることが分かった。
調査は、インターネットで18歳〜23歳の大学生を対象に実施した。調査期間は4月25日〜5月2日、回答数は就業者990人、非就業者523人。調査は今回で4回目。
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