戸建てと集合住宅、どちらが人気? “育った環境”で違いも:30〜40代男女に調査(1/2 ページ)
groove agentは、東京都に住む30〜40代の既婚男女に、育った環境と買いたい家の種別や、東京都が進める「新築建築物への太陽光パネル設置義務化」の賛否について、アンケート調査を行った。その結果は?
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
リノベーション事業を展開するgroove agent(東京都港区)は、東京都に住む30〜40代の既婚男女を対象に、住宅に関するアンケート調査を実施した。育った環境と買いたい家の関係性について調査したところ、「戸建てで育ち、戸建てを購入希望」する人が47%で、最も多かった。
次いで、「戸建てで育ち、集合住宅を希望」する割合は20%、「集合住宅で育ち、集合住宅を希望」する割合は17%、「集合住宅で育ち、戸建てを希望」する割合は16%だった。
年代別・性別では、集合住宅で育った40代は男女共に集合住宅の購入を希望する割合が19%と、やや高い傾向が見られた。
「戸建てで育ち、戸建てを希望」する人に理由を聞くと、「集合住宅に住んでいるが、戸建てで育ったので戸建てを持ちたい気持ちがある」(30代男性)、「管理は大変だがプライバシーは確保できる」(40代男性)、「子供が走り回るので戸建てのほうがいい」(40代女性)などの声が多かった。
「戸建てで育ち、集合住宅を希望」する人からは、「戸建てから集合住宅に引っ越し、管理の楽さやごみ捨てのしやすさを感じた」(30代男性)、「庭や外観のメンテナンスが大変だから」(30代女性)などの意見が聞かれた。
「集合住宅で育ち、集合住宅を希望」する人からは、「戸建てだと全て自分自身で管理をしないといけないし、資産価値が下がりそうなので不安」(30代男性)、「集合住宅のほうが冬の寒さが戸建てよりしのぎやすく、維持・管理がしやすい」(40代女性)などの声が挙がった。
「集合住宅で育ち、戸建てを希望」する人からは、「マンションは狭いようなイメージがあったから、庭がある玄関が広い家にあこがれていたから」(30代女性)、「せっかく買うならば建物全てが自分のものになる方がいい」(40代女性)などの意見が多かった。
関連記事
- 「氷河期の勝ち組」だったのに……40代“エリート課長”に迫る危機
自分をエリートだと信じて疑わなかったサラリーマンが、社内の方針転換により出世のはしごを外されることがある。エリート意識や、能力主義への妄信が生む闇とは──? - “スーツ姿の客”がネットカフェに急増 カギは「PCなし席」と「レシートの工夫」
コロナ禍で夜間の利用者が激減し、インターネットカフェ業界は大きな打撃を受けた。そんな中、トップシェアを誇る「快活CLUB」では、昼にテレワーク利用客を取り込むことに成功、売り上げを復調させた。そのカギは「PCなし席」と「レシートの工夫」にあるという。どういうことかというと……。 - ラーメン業界に黒船来航! 約90秒で「アツアツな本格ラーメン」を作る自販機がすごい
JR東京駅、羽田空港、首都高芝浦パーキングエリアで、ラーメン自販機「Yo-Kai Express」の設置が始まった。いったい、どんな自販機なのか? CEOが話す強みや戦略は? - セブンカフェの期待の新星! 「お店で作る」スムージーがじわじわ話題に
セブン-イレブンが東京と千葉の一部の店舗で販売している「セブンカフェスムージー」がじわじわと話題になっている。お店に設置した専用マシンで作るこの商品に、セブン-イレブンが力を入れる理由とは? - これは立派な社会問題だ――「働かないおじさん問題」と正しく向き合うべき理由
「働かないおじさん」という言葉を目にする機会が増えた。一方で、実際にミドルシニアの問題に悩む企業の話を聞くと、「本人が意図的にサボっている」というサボリーマン的な内容はごくわずかだ。「働かないおじさん問題」はどこから生じているのか、その本質について考察する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.