イマドキのヲタ活にかける費用は一体いくら? SHIBUYA109 lab.調べ:Z世代の約8割以上に「推し」がいる(1/2 ページ)
SHIBUYA109エンタテイメント(東京都渋谷区)が運営する若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab.」が「Z世代のヲタ活に関する意識調査」を実施した。
Z世代の約8割以上に「推しがいる」――そんな結果が、SHIBUYA109エンタテイメント(東京都渋谷区)が運営する若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab.」の調査で分かった。
2021年の流行語大賞に「推し活」がノミネートされるなど、馴染みのある言葉となった「ヲタ活」。Z世代の82.1%が「推しがいる/ヲタ活をしている」と回答し、ヲタ活ジャンルの1位は「アニメ・漫画・ゲームのキャラクター・声優」(34.1%)となった。
日常のなかでどのくらい「推し」を意識しているか尋ねたところ、「常に意識している」「たまに意識している」が合わせて8割以上となった一方、「ヲタ活のときだけ意識している」は1割程度(10.9%)という結果に。ヲタ活はZ世代の多くの人にとって、普段の生活の中に溶け込んでいることが見てとれる。
ヲタ活ではライブチケットや公式グッズ以外の購入も目立つ
日常化したZ世代のヲタ活では、どのような消費活動が行われているのだろうか。ヲタ活に使用する金額を聞いてみると、年間で平均4万6650円という結果だった。
「推しがいる」と回答した人の約8割が、ライブチケットや公式グッズ以外にもヲタ活を目的にお金を使っており、その中身は「参戦服(ヲタ活する際に着る服)・イメージカラーなど推しを連想できるアイテム」(42.6%)という回答が最も多く、「コスメ・スキンケア」(40.0%)、「美容院・ヘアケア/手作りヲタグッズ制作」(27.7%)が続いた。
「推しと同じアイテムや、推しがおすすめしたアイテムを購入する」経験や購入意向がある回答者も約8割と高い数値になった。その理由として「推しを常に感じられる」(50.6%)、「推しと同じ感情を味わいたい・推しと同じ体験がしたい」(48.7%)といった声が寄せられた。
音楽・趣味・価値観・ファッションにも影響
「推しの影響を受けて趣味や価値観の変化があった」と回答した人は9割にのぼり、「音楽」(54.6%)、「趣味」(44.2%)、「価値観・考え方」(43.3%)などで影響を受けていることが見てとれる。
同機関がグループインタビューを実施したところ、「推しに関連する会社に入るために偏差値の高い学校に行きたくて努力した」「韓国語と中国語の勉強をはじめ、将来は通訳にも興味がある」などの意見があがった。
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