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ニトリ、不要なカーテンを回収 自動車の吸音材などにリサイクル:販売元や状態問わず
家具日用品大手ニトリは、不要になったカーテンを無料で回収し、リユース・リサイクルする取り組みを行うと発表した。事業拡大が環境負荷の増大につながらないよう、省資源・省エネを意識し環境配慮に努める。
家具日用品大手ニトリは、不要になったカーテンを無料で回収し、リユース・リサイクルする取り組みを行うと発表した。回収は全国563店舗で実施する。期間は8月8日〜9月18日。事業拡大が環境負荷の増大につながらないよう、省資源・省エネを意識し環境配慮に努める。
家庭で不要になったカーテンを販売元や状態にかかわらず、全国の「ニトリ」「ニトリEXPRESS」「島忠」563店舗で無料回収し、海外で製品や生地としてリユース(再利用)したり、国内で自動車の吸音材としてリサイクル(再資源化)したりする。第1弾は5月9日〜6月5日に実施し、約4万7000人の協力があり、総回収重量約170トンのカーテンが集まった。
今回も第1弾と同様、期間中にカーテンを持ち込むと、ニトリポイントを300ポイントを付与する。また、対象期間中(7月11日〜9月18日)に税込5500円以上のカーテンをニトリで購入したニトリメンバーズには、さらにニトリポイントを付与する企画も同時に行う。
ニトリは、自社のみならずサプライチェーン全体において、事業拡大が環境負荷拡大につながらないよう、環境配慮に努めている。今回、「限りある資源だから、捨てる。より、リユース・リサイクルという選択。」という考え方のもとで、取り組みを実施する。
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