京都水族館と舞妓がコラボ 大水槽前で魚たちと舞の共演:鑑賞に付加価値を創出
京都水族館(京都市下京区)は京都の伝統芸能を継承する舞妓が、水槽前で舞を披露するイベント「舞妓 -花の刻(とき)-」を7月16日から11月下旬頃まで開催する。京都のいきものや自然を楽しめる水族館で、京都の魅力を再認識してもらうことが狙い。
京都水族館(京都市下京区)は京都の伝統芸能を継承する舞妓が、水槽前で舞を披露するイベント「舞妓 -花の刻(とき)-」を7月16日から11月下旬頃まで開催する。京都のいきものや自然を楽しめる水族館で、京都の魅力を再認識してもらうことが狙い。
「舞妓 -花の刻-」は京都の伝統文化を次世代につなぐ活動をしている「弘庵」(京都市)とタイアップしたイベントで、京都の海を再現した「京の海」大水槽と、伝統文化「舞妓」のコラボレーションで幻想的な時間を届ける。
イベントでは、約50種の魚たちが泳ぐ「京の海」大水槽前で、舞妓が「祇園小唄」を披露する。「祇園小唄」は舞妓が最初に覚える花街では有名な演目だ。
期間中1日3回、各回50組限定で舞妓と記念撮影ができる写真撮影会(1人1000円)も実施する。新展示の「クラゲワンダー」エリアなど、京都水族館ならではの背景で、普段触れる機会の少ない舞妓との撮影を楽しめる。
また京都市内に7店舗を展開する「レンタル着物岡本」と連携し、浴衣のレンタルと京都水族館の入場券がセットになったチケットをWeb限定で販売する。チケットでは500着以上の浴衣から好きなデザインを選び、プロの着付けで夏の京都散策を楽しむことができる。
京都水族館は2012年3月に開業し、10年間で延べ1200万人以上が来館している。20年7月には、コロナ禍による3カ月半の休館を経て大規模リニューアルを実施。新展示エリア「クラゲワンダー」には、西日本最多となる約30種5000匹のクラゲを展示している。「水族館のある暮らし」を通じて、人々の心の豊かさを提供することをミッションとして、さまざまな取り組みを進めている。
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