65歳までに2000万円貯められる? 500人調査から見えた“厳しい”現実:世帯年収は?
金融関連のメディアを運営するホロスプランニングが、老後2000万円問題に関連する調査を実施した。満65歳時における預金額見込みが2000万円以上の人はどれくらいいる?
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
満65歳時における預金額見込みが2000万円以上の人は31.6%――そんな結果が、金融関連のメディアを運営するホロスプランニング(京都市)の調査で分かった。
その他の回答を見ると、「1000万〜1200万円」が19.4%、「500万〜750万円」が13.4%、「1500万〜2000万円」が11.6%などとなった。
老後2000万円問題について意見を聞くと、貯めるのが難しいと考えている人からは「現在子どもの教育費や家のローンが残っていることから、現実的には老後の2000万円は無理だ」(52歳女性・正社員)といった声が聞かれた。一方、「老後2000万円貯金してなくても生活している先輩方がたくさんいるのでなんとかなるだろうと思っている」(34歳女性・個人事業主)といった意見もあった。
現在の貯金額(株式含む)については、「300万円未満」(36.4%)が最多で、「500万〜750万円」(17.4%)、「300万〜500万円」(16.4%)と続いた。100万円未満の人も16.8%いたことから、同社は「貯金したくても思うように貯金ができない状況に陥っている人が多い印象を受ける」とコメントした。
現在の年収(世帯年収)は、「500万〜750万円」が32.6%、「300万〜500万円」が28.8%、「300万円未満」が16.8%という結果に。
今回の調査は、6月15〜17日にインターネットで実施した。有効回答数は500人。
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