ニュース
ピーチ、関空―台北便を9月に再開 ソウルに続き国際線2路線目:1年半ぶり運行
格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは7月14日、関空―台北(桃園)線の運航を9月16日から再開すると発表した。同線の再開は2021年4月8日に運休して以来、約1年半ぶりとなる。
関西空港を拠点とする格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)は7月14日、関空―台北(桃園)線の運航を9月16日から再開すると発表した。同線の再開は2021年4月8日に運休して以来、約1年半ぶりとなる。ピーチの国際線の再開は、6月に発表した関空―ソウル(仁川)線に続き2路線目。
ピーチの関空―台北線は12年10月に就航。台湾路線はピーチの国際線で最も多い10路線で就航し、これまでに500万人以上が日台間の往来に利用している。ピーチの国際線はこれまでに約1300万人が利用しているといい、このうち台湾路線が4割近くを占めている。
9月16日からの再開後、当面の間は週2往復運航する予定で、運賃は6980円〜5万980 円。このほかに諸税や手数料がかかる。運行曜日は関空発が金曜と日曜、台北発が土曜と月曜となっている。
ピーチの森健明社長は、「再びアジアのかけ橋を目指して国際線の運航再開を進め、25年の大阪万博には海外から多くの方にお越しいただけるよう、国際線のネットワークを拡大してまいります」とコメントしている。
関連記事
- 台湾の果物「アテモヤ」は日本で商機をつかめるか 越えるべきハードルは?
台湾の「アテモヤ」という果物が2021年末から、日本に輸入されている。マンゴーを凌ぐ高級フルーツとして知られ、別名「森のアイスクリーム」とも称される。21年9月、中国による突然の「輸入禁止」措置を受け、台湾は急きょ、官民連携で日本への販路開拓に乗り出した。果たして、日本市場で商機をつかめるのか。 - 1億DLを突破 オードリー・タン氏も認める詐欺電話・SMS防止アプリ「Whoscall」とは?
詐欺SMSや迷惑電話を未然に防ぐ台湾発のアプリ「Whoscall」が世界でユーザーを拡大させている。台湾では2人に1人が利用し、全世界のダウンロード数は1億に達する。デジタル担当大臣のオードリー・タン氏も評価するというアプリは、一体どのようにしてうまれたのか。 - 使いやすさより可愛さ! 台湾で立体型の交通系ICカードが大ヒットするワケ
改札機にかざすだけで列車に乗れ、店舗での買い物にも使える交通系ICカード。カードだから当然、フラットな形をしているが、お隣の台湾では少し事情が違う。フラットではなく、キャラクターなどをあしらった立体型のカードが主流だ。日本でいま話題のヤクルトや、森永のミルクキャラメルの箱を模したものなど、企業とコラボしたユニークなアイテムがそろう。いったい、なぜ作ったのか。そこには、日本企業にも参考になる、常識を覆すものづくりのアイデアと、確たる販売戦略があった。 - 刺身に電気を流して「アニサキス」撲滅 苦節30年、社長の執念が実った開発秘話
魚介類にひそむ寄生虫「アニサキス」による食中毒被害が増えている。この食中毒を防ぐため、創業以来30年以上に渡り、アニサキスと戦い続けてきた水産加工会社がある。昨年6月、切り身に電気を瞬間的に流してアニサキスを殺虫する画期的な装置を開発した。開発秘話を社長に聞いた。 - 従業員の「名札」は時代に見合うのか クレーマーが盗撮、SNS投稿も 企業が取るべき対応は?
従業員が身に着ける名札。近年、悪質な利用客がスマートフォンなどで無断撮影しSNSに投稿するといった被害が増えている。こうした行為はカスタマーハラスメントと呼ばれ、国が対策へ動き出している。企業側は、従業員の安全を守るために、どのような対策が必要なのか。カスハラ問題に詳しい弁護士に話を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.