長崎県「住みここち」がいい街 3位佐々町、2位長与町、1位は?:大東建託が調査
大東建託は長崎県に住んでいる人を対象に居住地の満足度調査を実施し、「住みここちランキング」「住みたい街ランキング」として発表した。
大東建託は長崎県に住んでいる人を対象に居住地の満足度調査を実施し、「住みここちランキング」「住みたい街ランキング」として発表した。「住みここち」の1位は、3年連続で時津町が首位となり、長与町、佐々町と続いた。
1位の時津町は長崎市のベッドタウン。長崎空港への高速船や高速道路につながる有料道路など、主要幹線が通る交通の要衡地で、工業が盛んな一方、豊かな自然にも恵まれている。
同町の担当者は「豊かな自然と便利な都市機能がバランスよく存在することなどから転入者も多い」と話す。
住む人からは「長崎市内に比べると無料の駐車場があるスーパーがほとんどで買い物がしやすい」「空港へのアクセスも良くとても住みやすい」という声が挙がった。
2位も長崎市のベッドタウンである長与町が入った。幼稚園から大学まで教育環境が整備された学園都市としても知られる。3位には佐世保市のベッドタウンである佐々町が入った。
佐々町の担当者は「西九州自動車道佐々インターチェンジの開通により、佐世保市中心部までのアクセスが便利になり佐世保市のベッドタウンとして発展し続けている」と説明する。
実際に住みたい街は?
住みたい街の1位は福岡市。2位は長崎県長崎市、3位は長崎県大村市となり、3年連続で同じ顔ぶれだった。21年は九州・沖縄内の自治体のみが対象だったが、22年に全国の自治体を対象にしたところ、4位に東京23区がランクインした。
「住みたい街が特にない」と回答した人が53.1%、「今住んでいる街に住み続けたい」も18.1%いて、今住んでいる街を評価する人も一定数いる結果となっている。
この調査は長崎県居住の20歳以上の男女5546人(19年調査675人、20年調査1393人、21年調査1558人、22年調査1920人)を対象に、インターネット経由で実施した。
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