サンリオ人気フィギュアが電子マネーに 「シナモロール」など4種類 特徴は?:カードタイプだけじゃない?
フィギュア開発などのエンタメ事業を手掛けるeStream(東京都渋谷区)は7月21日、コンビニエンスストアなどで支払いに使えるキーホルダータイプのフィギュアブランド「きゃらぺいっ!」を新たに展開すると発表した。
フィギュア開発などのエンタメ事業を手掛けるeStream(東京都渋谷区)は7月21日、コンビニエンスストアなどで支払いに使えるキーホルダータイプのフィギュアブランド「きゃらぺいっ!」を新たに展開すると発表した。電子マネーは交通系ICカードなど、フラットなタイプが多く、見た目もかわいらしいフィギュアタイプは人気を呼びそうだ。
「きゃらぺいっ!」は、電子マネー「楽天Edy」と連携し、キーホルダータイプのミニフィギュアにキャッシュレス決済機能を搭載。フィギュアにコイン型Edyを取り付けることで、コンビニなどの支払いに利用できる。
今回は第一弾として、サンリオの人気キャラクター「シナモロール」「ポムポムプリン」「マイメロディ」「クロミ」をかたどったフィギュアを製作した。バッグなどにキーホルダーとして飾ることができる、かわいらしいフォルムに仕上げている。販売は10月を予定。価格は3460円としている。
「楽天Edy」は、コンビニやスーパー、飲食店など全国約97万カ所(4月1日時点)で利用できる楽天グループのプリペイド型電子マネー。カードやアプリ、キーホルダーをはじめとしたEdy機能搭載型グッズがあり、事前に現金やクレジットカードなどでチャージして支払いに利用できる。
電子マネーをめぐっては近年、カードタイプだけでなく、フィギュアタイプのものも増えてきている。とりわけ台湾では、交通系ICカード「悠遊カード」を発行するEasyCard社(台北市)が2014年以降、100種類以上のフィギュア型ICカードを販売。ハローキティやポケモン、ヤクルトなど、日本人にも馴染みのあるデザインが人気を博しており、電子マネーとしてだけでなく、コレクションとして購入する人も多いという。
関連記事
- 使いやすさより可愛さ! 台湾で立体型の交通系ICカードが大ヒットするワケ
改札機にかざすだけで列車に乗れ、店舗での買い物にも使える交通系ICカード。カードだから当然、フラットな形をしているが、お隣の台湾では少し事情が違う。フラットではなく、キャラクターなどをあしらった立体型のカードが主流だ。日本でいま話題のヤクルトや、森永のミルクキャラメルの箱を模したものなど、企業とコラボしたユニークなアイテムがそろう。いったい、なぜ作ったのか。そこには、日本企業にも参考になる、常識を覆すものづくりのアイデアと、確たる販売戦略があった。 - 悪質クレーマーは「排除の対象」と判断を――乗客怒鳴ったJR駅員の対応、弁護士はどう見る?
JR山手線の渋谷駅で、線路に財布を落とした男性が非常停止ボタンを押し、駅係員が激高する様子を映した動画がSNSで拡散し、波紋を呼んだ。身勝手な行動を取る利用客に対して、企業はどう向き合うべきなのか。 - 刺身に電気を流して「アニサキス」撲滅 苦節30年、社長の執念が実った開発秘話
魚介類にひそむ寄生虫「アニサキス」による食中毒被害が増えている。この食中毒を防ぐため、創業以来30年以上に渡り、アニサキスと戦い続けてきた水産加工会社がある。昨年6月、切り身に電気を瞬間的に流してアニサキスを殺虫する画期的な装置を開発した。開発秘話を社長に聞いた。 - KDDI高橋社長の緊急会見 「賞賛」と「炎上」の分かれ道はどこにあったのか
大規模な通信障害を起こした通信大手のKDDI。総務省に早期の情報公開を促されて記者会見を開くなど、初動の遅れに批判が集まった一方で、会見で見せた高橋誠社長の説明にはネットユーザーを中心に評価の声が上がる。KDDIの緊急会見から、企業が教訓として学べることは何なのか。 - 従業員の「名札」は時代に見合うのか クレーマーが盗撮、SNS投稿も 企業が取るべき対応は?
従業員が身に着ける名札。近年、悪質な利用客がスマートフォンなどで無断撮影しSNSに投稿するといった被害が増えている。こうした行為はカスタマーハラスメントと呼ばれ、国が対策へ動き出している。企業側は、従業員の安全を守るために、どのような対策が必要なのか。カスハラ問題に詳しい弁護士に話を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.