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広告会社の仕事がどんどん奪われている!? 電通とサイバーエージェントの収益構造から考える:ビジネスモデルの差は?(4/4 ページ)
コロナ禍で赤字に苦しむ広告会社とそうでない会社がある。筆者は収益構造や外部環境の変化に理由があると指摘する。広告会社は変われるか?
「広告はなくならない」から安心?
「広告はなくならない」とはよく聞く言葉です。以前は印刷会社の経営者の方からも「印刷はなくならない」とよく聞きました。もちろんゼロにはなりません。しかし確実に減り、そして代替品が現れます。
代替品の脅威が顕在化してから対策をとるのではなく、先んじてその波の前線を捉えて、高い収益を取れるポジションを確保しなくてはなりません。ビジネスは後発企業となると価格競争に巻き込まれ収益性が上がらないことが多くあります。
戦略のマトリクスでいうと、下記の(2)「新商品付加」と(4)「新規事業構築」、つまり新しいサービスや事業を構築するということが広告業界では求められています。旧来のサービスにさらに磨きをかけて価値を上げればまだいけるという声もたまに耳にしますが、それは針の穴を通すような作業です。なぜなら今まで皆さまが相当なる努力で磨きをかけてきた成果が今なのですから、そこから飛躍的に向上するというのは難しいといわざるを得ません。
今までの歴史と今いる従業員、顧客、制度など、どの企業も既存の課題を抱えていることに相違ありません。
変えにくい実情が山ほどあることも、どの企業も同じです。
しかし再度「広告会社は変われるか」とコロナを機にそれを問われていると感じています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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