コロナ感染「職場に申告せず」3割超 フルリモートは2割弱:ライボが調査(2/2 ページ)
ライボは「コロナ感染に関する意識調査」を実施した。新型コロナウイルスの感染と職場への申告有無について聞いたところ、「過去に感染した経験がある」人は15.2%で、そのうち「感染を職場へ申告しなかった」のは31.9%に上ることが分かった。
現状の働き方は?
現状の働き方について聞いた。最も多かったのは出社とテレワークを交えた「ハイブリッド型」で42.1%、次いで「フル出社」が40.8%、「フルリモート」が17.1%だった。ハイブリッド型の出社頻度で最も多かったのは「週1回」(12.8%)、次いで「週2回」(9.9%)、「週3回」(9.2%)という割合であった。
今後緊急事態宣言が発令された場合の働き方については、「フルリモート」が35.9%で、現状のフルリモートから約2割程度の増加にしかならなかった。
コロナ第7波の動向関心度は
コロナ第7波の動向関心度について聞いたところ、「気にしている」が49.6%、「どちらかといえば気にしている」が33.9%と、合わせて83.5%が気にしていることが分かった。
16.5%の気にしていない人に理由を尋ねたところ、最も多かったのは「コロナ生活に慣れて危機感がないから」が34.8%、次いで「コロナ禍でも生活に影響がないから」が21.7%、「厳重に警戒しても感染例があるから」が11.6%であった。
ライボは、「働き方について、昨年実施した『2021年 テレワーク実態調査』で約3割だったフルリモート率と比較し、現在のフルリモート率は17.1%まで減少していた。また、過去にコロナ感染経験がある人の3割が感染の事実を職場に申告しなかったと回答、また今後感染しても5.6%が申告しないと答えていることから、知らず知らずに感染者と接する職場でのリスクも想定しておく必要がありそうだ」とコメントした。
今回の調査は、20〜1000人以上規模の会社に所属する1年以内〜10年以上勤務している全国の20〜50代の社会人男女を対象に、インターネットで行った。期間は7月21〜25日、有効回答数は835人。
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